浣腸器を手にした中学生は興奮に顔を真っ赤にして、手の汗を何度もズボンでぬぐった。
「大丈夫よ、簡単だから……そ、その浣腸器のノズルを……初美のお尻の穴に……深く入れて……」
初美は自分から剥きだしの双臀を中学生のほうへ突きだすようにした。
中学生はゴクリとのどを鳴らし、もう一度手の汗をぬぐってから、ゆっくりと浣腸器のノズルを初美の肛門に押し当てた。手がふるえているのかノズルが小刻みにふるえるのが初美にはたまらず、それが縫うように深く肛門に入ってきた。
「あ、あ……」
初美はハァッとあえいだ。
硬質なノズルの感覚が、はやくも薬液を注入される時の妖しく泣き叫びたくなるような感覚を思い起こさせ、初美の感覚を狂わせる。
中学生はノズルを突き刺す感覚が気に入ったのか、何度も出し入れを繰りかえして、すぐには薬液を注入してこない。
「遊ばないで……も、もう、お薬を入れて……もう、ポンプを押して、入れてください……」
初美はあえぐように声をうわずらせた。
「入れるって、ゆっくりかい、それとも勢いよくかな。初美さんが教えてやらないとわからないってさ」
達也が意地悪くからかう。
「ああ、どっちでも……好きにすればいいわ……も、もう、入れて、はやく……」
催促する初美の肛門がノズルをキュウと吸いこむようにくい締めた。
著者: 結城彩雨
(あの子に見られたりしたら、私たち、破滅よ……)背後から息子の悪友に貫かれ、恍惚に喘ぐ初美は、誰にも見せたことのない淫らな牝の顔を浮かべていた。体育館、通学電車、寝室…時と場所を選ばない狼たち。最後の矜持を振り絞る美母の想いを打ち砕くように、物陰から覗き見ている我が子の手には浣腸器が!