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よく見えるようにブロンドの繊毛を掻きわけておいて、ガイウスは押しあてた親指でググッと割れ目を剥きくつろげた

御堂乱

「いや、まだだ。奥の奥まで、何もかも見せてもらわんとな。夫となる俺には、その権利がある。そうだろう、シルヴィア」
近くで見ようと、ガイウスはしゃがみこんだ。X字の拷問台──昔の人間は便利なものを考案したものだ。舐めるにせよハメるにせよ都合がいい。やはり女囚を責めるのに使ったのだろうか。
「ああっ、やめてっ、それだけはやめてっ」
生温かい息を股間に吹きかけられて、シルヴィアは裸身をよじった。見られている女の割れ目を中心に、腰全体に熱い官能の痺れがひろがっていく。気も狂わんばかりの恥ずかしさだ。
「いやっ、いやよっ」
「忘れたか?好きにしろと言ったのはお前自身だぞ。フフフ」
よく見えるようにブロンドの繊毛を掻きわけておいて、ガイウスは押しあてた親指でググッと割れ目を剥きくつろげた。
あああーっ!
悲痛な声が石牢の冷たい壁に反響した。通路の端で耳をそばだてていた見張り役の兵士が、思わずウッと呻いて股間を押さえた。何をされたのか妄想し、ズボンの中に精を漏らしてしまったのだ。
「こいつは……フフフ、フフフフ」

「全員、裸で壁際に並んで、尻をこっちに向けろ」夫の目の前で、餓えた獣たちの餌食になる令夫人。愛する娘をかばうため、兵士に強姦される人妻。収容所内で淫らな性的拷問にかけられる美母娘。縛られ、穢され、弄ばれ……無残に横たわる裸身。敗戦国を舞台に御堂乱が描く壮大なハードロマン!