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パンティに包まれた腰部以外は、くまなく全身を舌で舐めまわされている

御堂乱

「この石牢は底冷えがするな。こんなに濡らしたパンティを穿いたままでは、風邪をひいてしまうだろう」
からかうと、ガイウスは下着の端をつまみ、
ベリベリッ!
ブラの時と同様、恐るべき怪力でいともたやすく剥ぎとってしまった。
ヒイッとシルヴィアは息を呑んだ。
「い、いやあっ」
熱く濡れた股間に冷ややかな空気が触れる感覚に、たまらず内心の怯えが口をついて出た。
パンティに包まれた腰部以外は、くまなく全身を舌で舐めまわされている。下着を奪われてしまった今、どこをどう責められるのか、言われなくても分かっていた。
(いやっ、それだけはッ)
おぞましい予感に、X字に伸ばされた四肢がこわばる。無防備にさらされた股間は手で隠すことも叶わず、太腿を閉じ合わせて守りたくとも、足首を固定した頑丈な革ベルトがそれを阻んでいた。
「フフフ、丸見えだぞ、シルヴィア」
ついに素っ裸にされた前王の娘に、ガイウスはヨダレを垂らさんばかりだ。
悩ましくせり出した女の丘に、ブロンドの恥毛がふわっと乗っている。クレヴァスはピッタリ閉じ合わさっているが、割れ目の周囲は薄桃色に色づき、しとどの花蜜に濡れていた。その奥に秘められた柔肉までも自分のものなのだと思うと、ガイウスは激しい興奮で全身の毛穴から蒸気を噴きそうだ。

「全員、裸で壁際に並んで、尻をこっちに向けろ」夫の目の前で、餓えた獣たちの餌食になる令夫人。愛する娘をかばうため、兵士に強姦される人妻。収容所内で淫らな性的拷問にかけられる美母娘。縛られ、穢され、弄ばれ……無残に横たわる裸身。敗戦国を舞台に御堂乱が描く壮大なハードロマン!