「ヒーッ!ヒーッ!」
マレーナはもう半狂乱だ。肛門を犯されてヨガり泣く姿はまさに牝そのもの。あまりの激しさに娘のシャルロットが口を手で押さえて嗚咽しはじめたが、その声すらも聞こえてはいない。
「狂うッ、お尻が狂うわッ、オオウッ、オオウッ」
自分がどうなっているのかも分からなかった。乱れ髪を振りたて、重たげな乳房を前後に大きく揺らして身悶えた。汗みどろの女体はまるで油を塗ったようにヌラヌラと光っている。
「オオウッ、オオウッ」
獣じみた人妻の咆哮に、
「イクんだ、マレーナ!尻の穴で気をやってみせろ!」
少年も感極まって叫んだ。
アヒイイイイイイイッ!
マレーナは一気に昇りつめた。前につんのめり、汗の光る貌をベッドシーツに埋め、アクメの呻きをくぐもらせた。
収縮する尻穴の奥に、ドッとばかり少年の熱い劣情を注ぎ込まれる。
「アウウッ、アウウッ……」
頭の中が真っ赤に灼けただれる感じだ。
肛門のみならず、全身を収縮させてマレーナは少年を締めつけ、ガックリと弛緩してうつ伏せにのびきった。
出典:~敗戦国の人妻 (フランス書院文庫) ~
著者: 御堂 乱
「全員、裸で壁際に並んで、尻をこっちに向けろ」夫の目の前で、餓えた獣たちの餌食になる令夫人。愛する娘をかばうため、兵士に強姦される人妻。収容所内で淫らな性的拷問にかけられる美母娘。縛られ、穢され、弄ばれ……無残に横たわる裸身。敗戦国を舞台に御堂乱が描く壮大なハードロマン!