絶頂(オーガズム)

神瀬知巳

ああっ、イクうッ……花穂子、イキますわっ

耳穴に吐息を吹きかけて、妹の手指が乳首を弾き立てた。前後から性感を刺激される。くるめく波に花穂子の肉体は呑まれた。 「ああっ、イクうッ……花穂子、イキますわっ」 未亡人は、ホテルの室内に派手なよがり泣きを高らかに奏でた。佑二が尻肌を強く打ち...
空蝉

悦に溺れた腸洞が、注がれるたび締め付けて、また新たな牡の情動を誘う

一度きりで満足できない身体に躾けた当人からの問いかけに、恨めしげな視線を向けると、またそれに興奮した肉の棒が脈動し、直腸内に精を吐く。悦に溺れた腸洞が、注がれるたび締め付けて、また新たな牡の情動を誘う。止め処もない肉欲の循環に眩みつつ。結局...
空蝉

だらしなく伸びた鼻下に、引き攣り気味に息吸う開きっ放しの口腔

轟く嬌声が、真弓の耳朶をつんざく。先に男根を突き立てられたのは、正直に声に出して懇願したナミの膣穴だった。 「はひっ、ひっ、イィ……ぶっ込まれただけで、イッちゃ……ったぁぁ……」 だらしなく伸びた鼻下に、引き攣り気味に息吸う開きっ放しの口腔...
空蝉

先程まで膣に突き刺さり、尻の谷間で弾んでいた剛直が、目と鼻の先に鎮座している

絶頂の波が引いて後悔に苛まれる事すら許さぬとばかりに、うな垂れる女体を堂本の手が抱き起こす。そのまま便座に座らされ、虚ろに定まらぬ視線を俯けていた。直後、鼻先に突きつけられた生臭い臭気に、自然と眉がしかめられ──なぜだか真弓の口端から、唾液...
空蝉

ビュクビュクと尻の谷間で弾けた種汁の粘りと、なお熱を溜め込む肉棒の逞しさ

ビュクビュクと尻の谷間で弾けた種汁の粘りと、なお熱を溜め込む肉棒の逞しさ。堂本のもたらす刺激の全てを受け容れて、淫尻が三度の絶頂にまどろむ。支えを失って便器の蓋上に転げた真弓の上体が波打ち、触れられずじまいだった乳房が着物ごと押し潰される。...
空蝉

反射的に下腹に力を込めると、肛門と指の隙間に滲む蜜液が卑しい音色を響かせ、こぼれだす

心と身体に刻まれた肛門絶頂の感覚は、もう二度と消し去る事は叶わない。確信めいた想いに憑かれ、また不規則な悦の波に攫われる。パクつく膣唇が内を掻き混ぜられるたび、物欲しげに啜りつく。延々、咀嚼するような膣襞の吸い付きに応じて、堂本の指も執拗に...
空蝉

引き攣れた膣肉が男の指を、窄まる括約筋が舌を食い締め離さぬ状態で、尻が弾んだ

穿られる膣と、しゃぶられる腸。二つの穴の備わる股の奥底から、意識が白むほどの悦の塊が突き上げられてくる。引き攣れた膣肉が男の指を、窄まる括約筋が舌を食い締め離さぬ状態で、尻が弾んだ。蠕動を続ける膣奥から溢れた蜜液が、尻の振れに乗じて床に壁に...
大泉りか

凪子は身体を大きくぶるりと震わせ、そのまま布団へと崩れ落ちる

最初に音をあげたのは凪子だった。女として熟した分だけ、男竿で突かれる快感には耐えきれないのか、白い肌を発情で赤く染め上げて髪を振り乱してアクメを宣言する。凪子の熱く滾った秘所にずいっと激しく突き挿した。すると、凪子は身体を大きくぶるりと震わ...
大泉りか

美波がひときわ大きな声で鳴き、上半身をぐっと反り返らせた

美波がひときわ大きな声で鳴き、上半身をぐっと反り返らせた。そのまま、ぶるぶると身体を震わせておののいた後、ぐったりと、身体を前に折って倒れ込む。まるでお漏らしでもしたかのような、大量の愛液がじゅわっと割れ目の間から溢れて、口の中へと流れ込ん...
大泉りか

上体を前のめりにして宣英にぎゅっとしがみつく

絶頂を迎えまだ息も整わないままの凪子は、上体を前のめりにして宣英にぎゅっとしがみつくと、そのまま浴槽へと崩れ落ちた。
大泉りか

乳房を掴んでいる手のひらに、ぎゅっと力が入る

布団から畳にはみ出した足先がピンと伸び、乳房を掴んでいる手のひらに、ぎゅっと力が入る。陰部を摩っている指先の動きが速くなり、くちゅくちゅという水音が淫靡に響く。やがて凪子は大きく腰を前へと突き出し、びくんと背筋を仰け反らせた。白い喉をぐっと...