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気づいた寧々が、零れんばかりの巨乳を抱き抱えるようにして、湯の中に立ち上がった

北條拓人

気づいた寧々が、零れんばかりの巨乳を抱き抱えるようにして、湯の中に立ち上がった。
乳白色の肌が、艶やかにお湯に濡れ光る。
湯船を形成する岩の一つに置かれていた白いタオルを取りあげ、胸元にあてる。その恥じらいを帯びた仕草が、たまらなく俊輔をそそる。
色っぽくピンクに染まった背筋を惜しげもなく晒し、お湯をこぐようにして向かう寧々。漆黒のストレートロングは、いつものようにポニーテール状に後ろで結ばれている。それがお湯に浸かるのを憚るように、自らの肩口にかけていた。その背中の美しさも、かなりのものだった。白磁のように滑らかで、シミ一つない背筋は、どんな芸術家でも再現が不可能と思えるほど繊細かつ官能的だった。

出典:~誘惑の里 僕と美乳天女たち (リアルドリーム文庫)

著者: 北條拓人

誘惑の里 僕と美乳天女たち (リアルドリーム文庫)
旅先で遭難しかけた青年が流れ着いた女性ばかり住む村里。「お客様を丁重におもてなしするのがしきたりですから」そこで出会った3人の美女たちによる献身的な介護と、キスや抱擁に混浴プレイなどエロチックな誘惑の数々。日常から少し離れたおとぎ話のような桃源郷を舞台に天女との甘いアバンチュールが幕を上げる──。

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