粘膜を巻きこんで魔指が突き進んでくる。うねうねと微妙にくねりながら縫うように肛洞を掘り進むのである。
食いとめようとお尻を気張るものの無駄であった。むしろ気張ると、魔指の武骨さがいやというほど感じとれた。感覚を鋭敏にさせられる。魔指は浸食を完遂すると、今度は行きつ戻りつを開始した。高まる刺激に、肛門の収縮を強いられる。肛洞の粘膜は悩ましいばかりの粘着力をもってクイクイクイッと魔指に絡んだ。恵里子の意思を置き去りに、勝手に絡みついてしまうのだ。便器の上で半裸の肌身が躍った。
「あっ、あっ、あっ、あっ……」
しゃくりあげるとともに肛門は魔指をキュッと小気味よく食いつめ、同時に喉奥から囀りがもれる。
出典:~人妻【裏肉奴隷】 (フランス書院文庫)~
著者: 鳴瀬夏巳
白昼のスポーツクラブは、濃厚なフェロモンに満ちていた。コスチュームから溢れるヒップが眩しい人妻たち。熟れすぎた美臀が命取りになるとは、知る由もない。初めて、屈辱的な体位で嬲られる比佐子、珠実、理香……。哀れなはずなのに、快楽に溺れてしまう身体が呪わしい。五人の妻に隠された、「裏の顔」を露わにする悦び!