「こんなことされたら、誰だって気持ちよくなるよ」
「じゃあ、ここは?」
睾丸の中心を走る筋に沿って指の腹を滑らせる。瑞穂は中指をお尻のほうに近づけた。指先が谷間の奥の小さな孔をとらえ、くすぐるように細かに振動する。
「あああっ。すごい!」
他人に肛門に触れられるのは初めての経験だった。くすぐったさはあったが、はるかにしのぐ快感が秘孔の周囲に弾けている。
「祐司さん、すごく可愛い顔してますよ」
瑞穂の顔が近づいてくる。もう五分近く湯船に浸かっているので、額にじわっと汗が浮き、頬が上気していた。
(瑞穂さんは、色っぽい顔になってるよ……)
そう言いたかったが、恥ずかしくて口にできなかった。
「可愛い顔って……どんな?」
「苛めたくなっちゃう顔です」
瑞穂の指が肉の秘門に触れ、ぐっと押しこまれる感じになる。むずつくような快感が、一瞬、弾けるような快感に変わった。
「ああっ!どこに触ってんの」
「どうです?よくないですか?」
「いや……気持ち、いいけど」
肛門に触れられ気持ちよくなるなんて、変態みたいだ。
「もっとなかまで触りましょうか」
瑞穂は肛門の内部まで指先を挿入しようとしているようだった。もっと触れてほしいという思いもあるが、ちょっと怖い気持ちもある。
出典:~僕の家に来た美しすぎる家政婦 (フランス書院文庫)~
著者: 葉川慎司
掃除中にのぞける白い太腿、36歳の悩ましい腰まわり……エプロンでは隠しきれないむっちり女体の家政婦・瑞穂。まさか彼女が、僕の初体験相手になってくれるなんて!濃厚キッス、お掃除フェラに、ご奉仕バスルーム……「してほしいことがあったら何でも言ってくださいね」どんな淫らな願いも叶えてくれる最高すぎる家政婦!