(お尻を刺激されただけで?それとも俺のチンコを見て、扱いて、それで……?)
立ち込める濃密な匂いと、押し付けられる肉のぷりっとした弾力感、温み。三重の相乗効果に陶然と意識まどろむ中。初めての勉強会の際に結が美幸の尻の話を振ってきた事を思い出す。
あれこそ、自分が敏感な臀部を気にしているがための着眼点だったのではないか。
「は、っ、ぁ、んっ、ゴシゴシ、いいっ、よぉ」
甘美にふやけた少女の囁きを耳にするたび、賢太の予想は確信に変わってゆく。
青年の鼻先に繰り返し摺り付けられている、少女の股の中心地。ストッキング越しにも、染みて滴る温い汁気を感知できる。
(感じてるんだ。結ちゃん。俺の上に跨がって。俺のチンコを足で扱いて……)
妹のようだという印象でこれまで接してきた少女が、今。確かな「オンナ」の反応を示している。ギャップを埋めきれずにいる中でも、扱かれる肉棒は率直に恍惚の疼きを甘受する。
鼻孔にまたも甘酸っぱい匂いが流入し、呼応して肉の幹が雄々しく脈動した。
「ドクドク、してる……。足でされるのが、いいんだ」
(君の、結ちゃんのエッチな匂いを嗅いだせいでそうなってるんだよ)
仮にそう伝えたら、真っ赤な顔して恥じ入るだろうか。嬉しげに、余計愛撫を強めそうな気もする。
妄想を経てなおの事張り詰める肉の幹を、挟んだ結の足が丁寧に擦り磨く。じわじわと迫り出してくる至福の予兆に、抗う気持ちはとうに賢太の内から失せていた。
出典:~ときめきアパート性活 愛しの管理人さんと魅惑の隣人たち (リアルドリーム文庫) ~
著者: 空蝉
ひとつ屋根の下 恋色の陽だまり ボロアパートに独り暮らしをする浪人生・賢太は、一癖も二癖もある隣人たちと深い仲になる。「初めてのおっぱいの感触はどう? 柔らかい?」妖艶な美女・朱里に自信をつけさせてもらった賢太は思いを寄せる管理人の美幸とも心の距離を詰めていくが、なかなか一線を越えられずにいた。浪人生に春は来るのか!?日常に密着したエロス、リアルな舞台設定で送る官能小説レーベル!