「わ、私も。こんなに間近で見るの、初めてですけど……その」
「グロい、ですか?」
乳の谷間から顔を出すたび、亀頭に美幸の視線が注ぐ事には気づいていた。自ずから腰を押し出して近づければ、彼女の唇から漏れ出た熱い吐息がたっぷりと亀頭に吹きかかりもする。腰の根まで響く摩擦の疼きを味わいつつ前後への律動を開始すると、美幸の振るう胸の内にも甘美の焔が迸る。
「い、いえ。その……なんだか、私の胸の動きに合わせてピクピクしてるのが、か、可愛いな、って……」
可愛い、とだけ言われたならショックを受けただろうが、乳房で感じている肉棒の様に注目してくれた事が嬉しい。
(でも、やぱりちょっとズレてるよな。……そこがまた可愛いんだけど)
溢れる慕情がまた余計に、肉棒の熱と化し、触れ合う乳肌を揺さぶった。のし掛かる体勢を活用し、勢いを付けて肉の幹を擦り付けてゆく。
「や、うぅ。もう、物凄い暴れん坊。あ、ふっ、ぁんっ」
微笑みを妖艶な喘ぎに変えて、より摩擦を望み、乳房を中央に寄せ上げる。見下ろす形で眺めるHカップの双乳は、より一層肉厚に、たわむ様が巨大な瓜のように見えた。擦るほどに、肉幹の外と内から同時に熱が滾ってゆく。
視覚と体感。双方から興奮を得た頭と股間に、血も集中して送り込まれる。
ボリューム豊かな双乳の谷間から顔を覗かせたり隠れたりを繰り返す亀頭の中心で、早くも尿道口がパクつき、先走りのツユを漏らしだしていた。そこと賢太の顔とを交互に見つめ、感応を窺いながらの摩擦調整。角度や圧を微妙に変えて、美幸が乳肉を押し当ててくる。
出典:~ときめきアパート性活 愛しの管理人さんと魅惑の隣人たち (リアルドリーム文庫) ~
著者: 空蝉
ひとつ屋根の下 恋色の陽だまり ボロアパートに独り暮らしをする浪人生・賢太は、一癖も二癖もある隣人たちと深い仲になる。「初めてのおっぱいの感触はどう? 柔らかい?」妖艶な美女・朱里に自信をつけさせてもらった賢太は思いを寄せる管理人の美幸とも心の距離を詰めていくが、なかなか一線を越えられずにいた。浪人生に春は来るのか!?日常に密着したエロス、リアルな舞台設定で送る官能小説レーベル!