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ゆっくりと、だが確実に、加奈子は背を向けていく

宝生マナブ

ゆっくりと、だが確実に、加奈子は背を向けていく。ところが、ちょうど美少女が背中を向けた瞬間、雅也は「うわああっ!」と叫んでしまっていた。さっきまでの落ちつきは消え去っていた。脇役だと思っていたパンティは、背後側では紛れもない主役だった。予想に反して、形はTバックだった。腰を回るラインは、バストを横切っているものと負けないほど細い。その中央──つまり加奈子の腰の真ん中──には、四つ葉のクローバーが一輪、見事に咲き誇っている。女子高生の真っ白な素肌が大地となり、緑色は圧倒的に映えている。しかもクローバーから下に伸びるラインは、距離を伸ばすたびに細くなっている。雅也の脳裏に、玲子が社長室で見せつけたパンティが浮かんだ。あの時、雅也の母親は、生地が極細のTバックを穿いていた。そして、玲子と加奈子は会話の中で、そんな下着のことをGストリングスと呼んだ。

出典:~女子高生ランジェリー 魅惑のTバック姉妹 (リアルドリーム文庫)

著者: 宝生マナブ

女子高生ランジェリー 魅惑のTバック姉妹 (リアルドリーム文庫 89)

思いがけず高嶺の花である先輩・加奈子と知り合った雅也は、下着デザイナーを目指す彼女をサポートすることに。加奈子の姉・詩織の助言で男性が苦手な加奈子のために遊園地デートをしたり、下着姿を披露してもらうのだが…。「わかってたよ。私のランジェリーに興奮してくれるって」次第に大胆になる加奈子との扇情的な恋の行方は―。