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その奥に茂みが妖しくもつれ合ってふるえ、そこから縦に柔肉の割れ目が切れこんでいるのが、達也にもはっきりと見えた

結城彩雨

「ああ……」
初美はキリキリと唇をかみしめた。迷っている余裕はなかった。グズグズしていたら、達也は容赦なく縄を引くだろう。
初美の片脚がブルブルとふるえながら、ゆっくりと横へ開きはじめる。もう一方の脚はすでにソファの肘掛けをまたいで縄で固定されている。しだいに内腿へともぐりこんでくる外気と達也の視線に、初美の美しい顔が首筋まで赤くなった。
「そんなに見ないで……ああ、恥ずかしいわ、ああ……」
弱々しく頭を振りながらすすり泣くような声をあげて、初美はガクンと太腿を開いた。
その奥に茂みが妖しくもつれ合ってふるえ、そこから縦に柔肉の割れ目が切れこんでいるのが、達也にもはっきりと見えた。
女の色香が妖しくたち昇る。達也の視線を感じて、初美の膝がガクガクと今にも閉じそうな動きを見せ、内腿の肉もピクピクとひき痙った。
「もっと開くんだ、初美さん。そっちの脚もソファの肘掛けをまたぐんだよ」
「……これだけでも恥ずかしくて死にたいくらいなのに、もっと開けというの……」
初美はすすり泣くように言うと、命じられるままにさらに太腿を開いた。
もう初美の両脚はソファの左右の肘掛けをまたいで、水平に近いまでに開き切った。内腿の筋がピクピクと浮きあがり、それに引かれて媚肉の割れ目も開いて、秘められた陰肉の構造を見せた。
そこはムッとするほどの女の匂いをたち昇らせ、すでにしとどの蜜にまみれて肉襞をヒクつかせている。
「やっぱりヌルヌルに濡らしてたね、初美さん。見られるのが好きな証拠だよ」

出典:~美母と群狼 息子の目の前で (フランス書院文庫)

著者: 結城彩雨

(あの子に見られたりしたら、私たち、破滅よ……)背後から息子の悪友に貫かれ、恍惚に喘ぐ初美は、誰にも見せたことのない淫らな牝の顔を浮かべていた。体育館、通学電車、寝室…時と場所を選ばない狼たち。最後の矜持を振り絞る美母の想いを打ち砕くように、物陰から覗き見ている我が子の手には浣腸器が!