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右手で尻肌を撫でまわし、左手では小ぶりな乳房の感触を楽しんでいく

鳴瀬夏巳

ビデオ映像をくっきり瞼に描きつつ、梅崎は右手で尻肌を撫でまわし、左手では小ぶりな乳房の感触を楽しんでいく。珠実に相応しいコリッと硬くて密度の格別に濃い乳首が、手の腹にコリコリッと当たる。身悶えたくなるほど心地よい。指と指とに乳首をつまみ、イビイビといびりまわす。期せずして「イヤああっ」とあがった悲鳴すら、梅崎の興奮を後押しした。この手で珠実の反応を引きだしてやったという紛れもない現実が、いまの彼にはたまらないのである。
ピチピチとした若鮎を彷彿とさせる肉体に、梅崎は歓喜を抑えられない。思いきって通いはじめたプールで、初日から羨望の眼差しを向けてきた珠実だ。贅肉一つないボディにキビキビと小気味よい所作、さらには水面を滑るように突き進んでいく華麗な泳ぎっぷりと、どこからどこまでも非の打ち所がない。容易に人を寄せつけぬ雰囲気も、羨望に輪をかけた。
その珠実が、自分の為すがままに裸身をひくつかせている。この夜の宴に誘ってくれた奥寺に対してのみならず、かつて痴漢と誤解された不幸に対してさえ、いまや梅崎は感謝の念を抱いている。

出典:~人妻【裏肉奴隷】 (フランス書院文庫)

著者: 鳴瀬夏巳

人妻【裏肉奴隷】 (フランス書院文庫)

白昼のスポーツクラブは、濃厚なフェロモンに満ちていた。コスチュームから溢れるヒップが眩しい人妻たち。熟れすぎた美臀が命取りになるとは、知る由もない。初めて、屈辱的な体位で嬲られる比佐子、珠実、理香……。哀れなはずなのに、快楽に溺れてしまう身体が呪わしい。五人の妻に隠された、「裏の顔」を露わにする悦び!