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肉棒のすべてが淫裂から抜ける寸前、松茸のように張った雁鰓がとば口を掻くように刺激した

小鳥遊葵

健太はまだ内部から追いかけてくる肉襞の蠢きを味わいながら、ゆっくりと肉棒を抜いた。肉棒のすべてが淫裂から抜ける寸前、松茸のように張った雁鰓がとば口を掻くように刺激した。瞬間、香蓮は一際高い甘声をあげ、どろりとした液体を淫裂の火口から垂らしながら、再び唇を重ね、舌を搦めとろうとする。
正気に戻ったのは数分後だった。夏の雑草が体中に付着していて、所々が痒い。香蓮もそのようだ。立ち上がり、体から無数の草を払い除けながら、月光に照らされる海に視線を向けていた。

出典:~熟女のやさしい筆おろし (フランス書院文庫)

著者: 小鳥遊葵

熟女のやさしい筆おろし

「じっとしてて……これは大人になる儀式だから」少年のズボンからたくましい肉茎を引き出す美熟女。絡まる指先、深々と呑み込む唇、顎を伝う雫……祭りの夜、年上の女が若者の筆おろしをする島の風習。教え導くはずが、性の愉悦に溺れていく35歳。留美子、咲枝、由美……海の女は淫らで美しい。