「ああ、こんなにも大きいのって、あたし、初めてよ……入るかしら……」
「大丈夫だよ。咲枝さんは穴の底まで全部入れてくれて、最後には子宮にまで先っぽが入ったのだから」
「んもう、何よ。咲枝さん咲枝さんって……。あたしにもできるわよ。ただね、あたしの中って、ママよりずっとタイトなの……。いいわよ。挿し込んであげるわよ。あなた、あまりの気持ちよさに、きっと、このあたしに夢中になるから……」
まだ二人の熟女としか体験はないが、肉棒が味わった愉悦の感じ方は、微妙に異なるものだった。しかし、それはどっちがいい、というものではない。留美子も咲枝もよかった。健太は挿入するたびに喜悦の声をあげ、その快感に尻を震わせた。
(でも、香蓮のはきついかも知れないな……。でも、それって、どんな気持ちよさ、なのだろう)
健太は肉棒を手で弄う香蓮に視線を向けた。目が合う。視線が絡み合う。
「何、見てるの……。うふっ、健太って可愛い……。入れるわよ……。あなた、あたしとこんなことできて、幸せだと思いなさいね」
健太は素直にうなずいた。香蓮に言われるまでもなく、この成り行きは幸運以外のなにものでもない。香蓮が島祭りを見に来なければ、あり得ないことだった。
「香蓮、は、早く、入れてよ」
香蓮は健太が焦れるのを愉しんでいるようだった。性悪な若さと熟女のような余裕が混じり合っているようだった。
(香蓮って魔性だよな。香蓮がママたちの年齢になったらどうなるのだろう……)
とても魅力的な熟女になること請け合いだった。健太はもどかしさに腰を突き上げる。香蓮は肉棒を健太の下腹に貼りつかせ、その上から割れ目を被せて激しく擦り合わせていた。
「あああん……これ、凄く、いい……。健太のって、大きくて太くて硬いから、あああ、凄い刺激……。ああ、あたし、欲しくなっちゃった……。入れるわよ。ああ、健太、見ていて」
健太も強い刺激を必死に堪えていた。仰臥し、下腹に肉棒を割れ目で押し付けられているので、裏筋全体が香蓮の肉ビラに刺激されていた。少し肉棒の向きが変われば、するっと挿入可能な状態だった。香蓮は少し尻を浮かせた。
「ああ、大丈夫よね。健太もあたしもびしょびしょだもの。い、入れるわよ……」
健太の腰にも力が入る。香蓮の手にある肉棒がビクンと反応した。
「うっ……」
肉棒の先端が肉ビラに包まれる。
(あ、香蓮の花びら、まだ、少し、薄いし、短い……)
咲枝や留美子の肉ビラは、総じて肥沃な印象だった。滴るような脂を蓄え、鶏冠のようにはみ出していた。香蓮の肉ビラの佇まいは、まだ楚々としたものだった。
(咲枝さんも留美子さんも、あ、ママも、オナニーばかりしてると言ってた。そのせいで、あんなに淫らな花びらに……)
健太は淡さの残る花びらが、肉棒を誘い込む瞬間をじっと見ていた。
「ああ、どうなってるの、健太……。あたし、もう、十分に、健太のちん×ん、中に入れているつもりなのだけれど……」
「まだだよ。まだ、先っぽがビラビラに隠れただけだよ……」
「ああ、ビラビラなんて言わないで……。それに、先っぽだけって……。ああ、まだこんなにも、健太のちん×ん、あたしの外にある……」
待ち切れなかった。健太は香蓮の腰に両手を回した。香蓮はそれ以上、尻を落とすことを躊躇っているようだった。健太の両腕が香蓮の尻を強引に落とした。
「あああっ、あぅっ、あひぃーーっ、ああ、イヤぁぁぁーーーっ、ずぶずぶと……」
香蓮は健太の胸に顔を突っ伏し、弱々しく小さな拳で健太を撲る。健太は容赦しなかった。浮き加減な香蓮の尻を力ずくで密着させ、一瞬の後には淫裂の奥底まで深々と貫いていた。
「お、大きい……。ああ、どうなっているの……ああ、あたし、気が遠くなる……」
「全部入ったんだよ……。凄い……。香蓮のおま×こ、きりきりと僕の魔羅を締めつけてくる……。ああ、気持ち、いい……。痛いぐらい締めつけてるよ……」
「健太のちん×ん、ああ、あたしの中で、もっと大きくなってる……。ねぇ、あたしのって、いいの?健太、あああ、気持ち、いいの?」
「いいよ。最高だよ……。僕、そう長く持たないよ……。すぐ、出そうだよ」
「ああ、嬉しい……。ママより、気持ち、いいのね……。でも、だめよ。中に出しちゃ、だめよ……。あたしはママに負けないの……。あたしの中で出そうになった健太の精液、お口で呑んであげる……。だから、中で出しちゃ、あああ、だめ……。ああっ、健太、そんなに動いたら、あたし……」
健太はきつい膣道を抉るように、下から猛然と腰を使いはじめていた。
「す、凄い……。ねぇねぇ、ああ、ママもそんなに強く、突いたの?ママもあたしのように、うううっ、恥ずかしい声で鳴かせたのね……。イヤだぁ……あたし、パパをおかあさんから盗った、あの咲枝ママになんか、絶対、負けないんだから……」
健太の激しい腰の動きに、香蓮はロデオの騎手のように体を振り回されながら、しかし、負けじと応戦してくる。
(香蓮の咲枝さんに対する対抗意識……。凄い……。ううっ、僕のほうが先に、終わっちゃいそう……。でも、香蓮は咲枝さんや留美子さんのように、膣の中で出させてくれない……)
それだけが不満だった。どうせなら、膣内の肉襞にきつく包まれたままに、種汁をしぶかせたかった。
(でも、仕方ないな……。香蓮を妊娠させるわけにはいかない……。それに香蓮は、はじめて逢ったばかりなのに、僕の精液、呑んでくれる、と言った……)
香蓮の腰の動きが、回転から、おサネをすり潰すような動きに変わった。蟹股に跨いで腰を使っていたのが、胸を合わせ、股間をしっかりと密着させた前後の動きで、健太の全身を刺激してくる。
(香蓮、いやらしくお尻を動かしている……)
半分白目を剥いているような香蓮が見つめてくる。
「健太、あたし、ああ、気持ち、いい……。ああ、あたし、イキそうよ……。ああ、あたし、健太の大きいのでイカされそう……。イクって、うううっ、あああああーーーーっ、こんなになるのねぇーーーっ、あたし、あああ、だ、だめぇぇぇ……ああああ、イっ、イッてるう……」
(えっ!?香蓮、まだ、イったことないの?)
信じられなかった。だが、彼女はいま、たしかに、イクってこんなになるのねぇ、と蕩けた顔を健太に顔に寄せ、イク瞬間、膣肉を何度も痙攣させ、肉棒を激しく締め付けながら、舌を求めてきた。
抱きしめていた香蓮の全身が硬直するのが分かった。さらに強く抱きしめると、間歇的に蠢く淫裂の襞の起伏が鋭くなり、それまで何とか堪えていた、健太の種ミルクを貯蔵しているタンクの堰を切る。
「ぼ、僕もだ……。ああっ、香蓮、ぬ、抜いて……。ああ、出て、しまう……」
香蓮はビクンと尻を震わせた。
「は、早く……。も、もう、我慢、できないよ……香蓮、はやく、抜いて……」
「いいの。抜かないで、お願い……。ちょうだい……。あたしの若おま×こに、健太のミルク、あああ、ちょうだい……。だめよ、抜くなんて、ああ、絶対に、イヤぁぁぁーーーっ」
「いいんだね。ぼ、僕だってこのまま出したいよ。でも、子どもができるよ。いいの?あああ、僕、もう、漏らすぅ……」
肉棒の先端の種道が内部から拡がった。堪えられなかった。健太は仰臥したままに腰を何度もバウンドさせ、種ミルクを香蓮の淫裂の最深部に放ちはじめていた。
「あああーーーっ、熱い……。あたしのおま×こ、火傷しそうなほどに、あああ、健太のミルク、あ、熱い……。す、素敵……。ああ、こんなの、はじめて……。だめぇ……。健太のおちん×んが、あたしにいやらしい言葉を言わせるの……。ああ、いい、おま×こに、熱い精子かけられて、あああ、いい……あたし、ひぃぃぃーーーっ、むぅ……おま×こが、蕩けちゃう」
「僕も気持ちいいよ。香蓮のおま×こ、きつくて、僕の精液、どくどく絞ってる……。凄いよ。何度も絞ってる……」
熟女との体験とは違う感覚に、健太も腰を不規則に衝き動かしていた。まったりとした蠢きではないが、膣内部全体の襞が、歩調を合わせたように、鋭く蠕動する。
その動きが、まるで種ミルクを淫嚢から直接吸引しているように感じられ、健太は気の遠くなるような愉悦に目を瞑って、女のように喘ぎながら、腰を何度も突き出すばかりだった。
著者: 小鳥遊葵
「じっとしてて……これは大人になる儀式だから」少年のズボンからたくましい肉茎を引き出す美熟女。絡まる指先、深々と呑み込む唇、顎を伝う雫……祭りの夜、年上の女が若者の筆おろしをする島の風習。教え導くはずが、性の愉悦に溺れていく35歳。留美子、咲枝、由美……海の女は淫らで美しい。