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ブラジャーのなかで色白の肉実をくっつけあった乳房は、バスが揺れるたびに一緒になって震え、すべすべした丸い肉を波打たせた

庵乃音人

「うっ、うーん……」
(あっ……)
小さく呻きながら祈里が身をよじる。そのせいで、たわわな乳房がぷにゅうっと貴史の腕に押しつけられた。
(えっ。せ、先輩のおっぱいが……嘘だろ。あぁ、柔らかくて……温かい……)
腕に感じる豊満な乳房の感触に我知らず興奮し、身体を熱くしてしまう。
おそらく九十センチ以上はあるはずだった。ブラサイズでいえば堂々たるGカップ。
今日の祈里はそんな巨乳を薄いワンピースの布に包んでいるため、ちょっと動くたびにたわわな乳肉がエロチックに弾んだ。東京を出るときから、貴史はそんな先輩の豊乳が気になってならず、何でもないふりをするのにかなり努力を要したものだった。
その魅惑の乳房の一部が、初めて目にする清楚な下着とともに、今貴史の眼前に露出していた。純白のブラジャーはシルク素材だろうか。凝った花の刺繍が施された、ドレッシーなデザインのカップである。
巨大な乳肉が双子のカップに窮屈そうに包まれ、中央で肉実を寄せ合っていた。
窓の隙間からはなおも風が吹きこんでいたが、やはりいくらか暑いのか。くっきりと濃い影を刻む乳房の谷間には、わずかに汗の粒が滲んでいる。
まさかそんなとんでもないものを目にする僥倖に恵まれようとは思っていなかった貴史は、罪の意識を覚えつつも、なおもじっと凝視した。
ブラジャーのなかで色白の肉実をくっつけあった乳房は、バスが揺れるたびに一緒になって震え、すべすべした丸い肉を波打たせた。

出典:~魅惑の桃尻温泉郷 女子大生と恋の四角関係 (リアルドリーム文庫)

著者: 庵乃音人

「夏休みって何か予定ある?」密かに恋い慕う大学の先輩・祈里の誘いで訪れた山村。そこで青年は祈里の友人・志摩子の縁談を断るために偽りの婿候補として“お試し婚”をすることになる。祈里への恋心を抱えながらも縮まる志摩子との距離。さらに志摩子の妹も巻き込み、交錯する恋の行方は!?