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志摩子は「ああぁ、いやあぁん」と艶めかしい声を上げ、それまで以上に身体をくねらせて身悶えた。貴史はそんな志摩子の動きを尻肉を掴んで強引に封じ、さらにレロレロと牝肉の園を舐める。

庵乃音人

(ううっ……これが……女の人の……)
ネット時代の青年である。興味にかられてアクセスした海外のポルノサイトなどで、無修正の女陰を見たことがないといえば嘘になった。
だが生で目にする女性器のインパクトは、映像で見るそれらとは桁違いの猥褻さだ。大陰唇は、ほとんど肌の他の部分に近い色をしていた。肉ラビアは小さめの気がしたが、淡い桜色をしていて何とも初々しい。
(ク、クリトリス……クリトリスは……あぁ、これか……)
開花しかけたように左右に割れるラビアの上に、桃色の肉莢に包まれた豆粒があった。まだ完全には勃起しきっていないのか、包皮のなかに実を隠している。
陰毛は手入れでもされているように、見事な小判形をして恥丘を彩っていた。
「貴史さん、お願い……そんなに見ないで、恥ずかしい……」
貴史の視線がもっとも恥ずかしい部分に注がれていることに気づいたらしい。志摩子はいたたまれなさそうに尻を振り、窮屈な体勢でこちらを振り向いて懇願した。
「今度はこっち……な、舐めてもいいですか……?」
「えっ……ああっ……」
返事も待たず、肉ビラのなかに舌を突き入れた。とろっとした粘液にまみれた、貝肉にも似た感触の牝肉が舌を迎える。志摩子は「ああぁ、いやあぁん」と艶めかしい声を上げ、それまで以上に身体をくねらせて身悶えた。貴史はそんな志摩子の動きを尻肉を掴んで強引に封じ、さらにレロレロと牝肉の園を舐める。
「ああん、だめえぇ……ふわっ、ふわあぁ……」
肉ビラを左右にねぶり分け、なかから現れたサーモンピンクの膣粘膜を舌でほじった。蟻の門渡りに近い方にある窪みが、多分膣穴に違いない。
膣穴のとば口をしつこく舐めると、志摩子は「あぁ。ああぁ」と悩乱したよがり声を上げ、やがて穴のなかからどろりと濃密な粘液を溢れ出させた。

出典:~魅惑の桃尻温泉郷 女子大生と恋の四角関係 (リアルドリーム文庫)

著者: 庵乃音人

「夏休みって何か予定ある?」密かに恋い慕う大学の先輩・祈里の誘いで訪れた山村。そこで青年は祈里の友人・志摩子の縁談を断るために偽りの婿候補として“お試し婚”をすることになる。祈里への恋心を抱えながらも縮まる志摩子との距離。さらに志摩子の妹も巻き込み、交錯する恋の行方は!?