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と、夏子の双臀を高くもたげさせた格好のまま、乳房や内腿に腰のくびれと手を這わせていく

結城彩雨

「へへへ、お尻がいやならオマ×コはいいのか、奥さん」
五郎が熱い肉棒を夏子の太腿にこすりつけてからかう。
ひッと夏子は裸身を硬直させた。恐ろしくて、顔をあげて男たちを見ることもできない。冷二も五郎も裸で、その前にたくましい肉棒を隠そうともせずに屹立させている。それは夫しか知らぬ夏子にとって、信じられない大きさだった。
(ああ、怖い……いやよ、いや……助けて……)
いよいよ二人に犯されるのではないかという恐怖におののきながらも、夏子はあらがう気力がなぜか湧きあがってこなかった。ただ涙が溢れるばかりだ。
冷二と五郎は夏子の汚れをすっかり洗い流してしまうと、今度は両手にシャボンを塗りたくって、夏子の肌をヌルヌルとまさぐりはじめた。
「綺麗にしてやるからな、奥さん。だいぶ汗をかいてるぜ、へへへ」
「それにしても、どこもかしこもムチムチといい肉づきしてやがる」
と、夏子の双臀を高くもたげさせた格好のまま、乳房や内腿に腰のくびれと手を這わせていく。いい手触りだ。それでなくても白く肌理が細いスベスベの肌が、いっそうなめらかになった。
「あ……あ……」
夏子は唇を噛みしめて裸身を固くした。男たちの手は憎いまでに女の官能をさぐり当ててきた。

出典:~人妻肛虐調教週間 (フランス書院文庫)

著者: 結城彩雨

どうして、こんなことに……なってしまったの……。淫鬼の奸計に堕ち、調教地獄に見舞われた夏子。夫にさえ晒したことのない菊門に浣腸の毒液を注入されながら、悲哀の翳りを頬に浮かべる姿は、あまりにも美しすぎた……。運命なのか? それにしても、何たる皮肉だろうか? 肉悦の中を彷徨う人妻は、肛虐奴隷として生きるしかない!