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夏子は冷二と五郎が手を離すと、よがり声を噴きこぼしながら自分からギアの上で腰を揺すりはじめた

結城彩雨

「もっとッ……してッ、してくださいッ」
夏子はよがり泣きつつ恨む風情だ。
そうやってさんざん夏子をもてあそんでから、ようやく夏子を深くしゃがませた。ギアの先端が夏子の子宮口を突きあげるまで、いっぱいに深く貫かせた。
「ひッ、ひいいッ……」
夏子は悦びの声を張りあげて、大きくのけぞった。ギアを咥えこんだ腰がブルルッとふるえて大きくよじれる。
「へへへ、どうだ、満足か、奥さん」
「……ああ、夏子、満足だわッ……いッ、いいッ……あああ、夏子、しあわせ、しあわせだわ……」
夏子はもうわけもわからず、教えこまれる言葉を口にしていく。それがどんなに浅ましい言葉か。それをテープにとられていることすら、夏子にはわからなかった。
「あ、いいッ……たまんないッ、夏子、いいわッ……あううッ」
夏子は冷二と五郎が手を離すと、よがり声を噴きこぼしながら自分からギアの上で腰を揺すりはじめた。
「へへへ、激しいな、奥さん。だが自分ばかり楽しんでねえで、ギアをローに入れねえかよ。車を出せねえじゃねえか」
「ほれ、腰をローのほうへ動かさねえか。楽しむのはそれからだ」
冷二と五郎は夏子の腰に手をやって、女の最奥に咥えこませたギアがローに入るようにあやつる。
「あ、あううッ……あああ……」
夏子の腰がよじれて、ギアが動いた。
そして、冷二がアクセルを踏みこむと同時に、エンジンの振動がギアを伝って夏子の女の部分に響いた。
「あ、うむ……ひいッ……」
グンと背筋をのけぞらせて、夏子はブルブル腰を痙攣させた。まるでエンジンの振動に内臓がかきまわされるみたいだ。

「ああッ……う、うむ……」
「イクのか、奥さん」
五郎が夏子の乳首と女芯の糸を引っぱって、ビンビンはじいた。
のけぞった汗まみれの喉に悲鳴が噴きあがった。
「ひッ、ひいッ……イクッ」
夏子は総身をひきつらせ、のたうちまわってひいひい喉を絞った。

出典:~人妻肛虐調教週間 (フランス書院文庫)

著者: 結城彩雨

どうして、こんなことに……なってしまったの……。淫鬼の奸計に堕ち、調教地獄に見舞われた夏子。夫にさえ晒したことのない菊門に浣腸の毒液を注入されながら、悲哀の翳りを頬に浮かべる姿は、あまりにも美しすぎた……。運命なのか? それにしても、何たる皮肉だろうか? 肉悦の中を彷徨う人妻は、肛虐奴隷として生きるしかない!