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夏子の肛門の粘膜が、むごく極限まで押しひろげられて、たくましい肉棒の頭を呑みこもうとしていた

結城彩雨

「力を抜けよ。尻の穴を開くんだ」
「う、うむ……」
押し入ろうとするもののたくましさに、夏子はあらためて恐怖した。無理やり押しひろげられて、引き裂かれそうだ。だが、その苦痛よりもそんなところを犯される恐怖と汚辱感のほうが大きかった。
力を抜けと言われても、そんなことができるはずもない。メリメリと裂けていくみたいで、噛みしばった唇から、ひッと悲鳴が噴きでた。いくら抑えようとしても駄目だった。
「う、うむ……ひッ、ひい……」
「尻の穴に入れられるのが、そんなにいいのか。いい声を出すじゃねえか」
五郎がわざと大きな声で言ってあざ笑えば、冷二も夏子の腰を押さえつけたまま、
「奴らに聞こえるぜ、奥さん、フフフ、もうなにをしてるか気づかれたかもな、ほうれ」
と、夏子の黒髪をつかんで、顔を男たちのほうへ向けた。
男たちのギラギラと光る顔が夏子に見えた。さすがに近寄ってはこないものの、男たちはただならぬ気配に言葉を失い、動くことも忘れたようにじっとしたまま、くい入るような視線を集中させる。
夏子はあわてて声を噛み殺したが、それもジワジワと入ってくる感覚にすぐに、
「……ひッ……裂けちゃう……いた、痛いッ……ひいッ」
「もう少しだ。ほれ、もっと尻の穴を緩めて開かねえかよ」
「ひッ、ひいッ」
こらえきれずに夏子は泣き声を絞り、かぶりを振りたくった。たちまち脂汗にまみれる。
夏子の肛門の粘膜が、むごく極限まで押しひろげられて、たくましい肉棒の頭を呑みこもうとしていた。拒み、押しかえそうとする力が、肉塊にからみつく。

出典:~人妻肛虐調教週間 (フランス書院文庫)

著者: 結城彩雨

どうして、こんなことに……なってしまったの……。淫鬼の奸計に堕ち、調教地獄に見舞われた夏子。夫にさえ晒したことのない菊門に浣腸の毒液を注入されながら、悲哀の翳りを頬に浮かべる姿は、あまりにも美しすぎた……。運命なのか? それにしても、何たる皮肉だろうか? 肉悦の中を彷徨う人妻は、肛虐奴隷として生きるしかない!