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身体の向きを変えると、マレーナは伏し拝む姿勢をとり、坊主頭の兵士に向けて双臀をもたげるようにした

御堂乱

「ど、どうすれば?……」
「牝らしいポーズだよ、奥さん」
「……牝らしい……ポーズ……」
潤んだ瞳はすでに隷従した女のそれだ。牝らしいポーズと言われて、人妻の脳裏に思いつく格好は一つしかなかった。身体の向きを変えると、マレーナは伏し拝む姿勢をとり、坊主頭の兵士に向けて双臀をもたげるようにした。
「こ、これで……これでよろしいですか?」
高ぶる羞恥に双臀が灼けた。
「そう、それでいい。甘えながらケツを振ってお願いしろ」
美しく貞淑な人妻を思うがまま弄べる。戦時でなければ有り得ないことだ。嗜虐の興奮に兵士の男性シンボルが漲りを増した。匂い立つ白い双丘を前に、エラを張った肉傘は破裂せんばかりだ。
「お願い……あァ、お願いしますゥ……」
喘ぎ喘ぎ言いながら、マレーナはもたげたヒップを振りたてた。
娼婦めいた振舞いに、恥ずかしさで全身がカーッと熱くなる。
羞恥に苛まれつつプリプリと左右に揺れる豊満なヒップに、兵士はもう我慢の限界だ。たわわな双丘をつかんで引き寄せると、いきり立った怒張の先端を膣口にあてがった。
「いやっ……しないで……もういやァ」
灼熱が沈んでくる感覚に、マレーナは怯えた声を慄わせ、弱々しく首を振った。
娘を守るためと覚悟はしていても、またあさましく狂わされると思うと恐ろしさに胸を掻きむしられる。

「全員、裸で壁際に並んで、尻をこっちに向けろ」夫の目の前で、餓えた獣たちの餌食になる令夫人。愛する娘をかばうため、兵士に強姦される人妻。収容所内で淫らな性的拷問にかけられる美母娘。縛られ、穢され、弄ばれ……無残に横たわる裸身。敗戦国を舞台に御堂乱が描く壮大なハードロマン!