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だが、夏子の便意は荒々しくかけくだって、もはや限界だった。荒れ狂う便意に内臓がかきむしられる

結城彩雨

夏子の黒髪をつかんでしごきながら、五郎が言った。
「う、うむ……苦しい……」
「苦しけりゃ、もう一本挑戦してみるか、奥さん。水で薄めりゃ少しは楽になるぜ」
「……う、ううッ……」
夏子は弱々しくかぶりを振った。
だが、夏子の便意は荒々しくかけくだって、もはや限界だった。荒れ狂う便意に内臓がかきむしられる。
このままでは、とても五分はもたないだろう。しかしそれは男たちによってたかって嬲りまわされることを意味している。
(いやッ、それだけは……)
そんな夏子の胸の内を見抜いたように、冷二がもう一度言った。
「我慢できねえんだろ。水で薄めりゃ五分は耐えられるぜ、奥さん、フフフ」
「……し、して……水で、薄めて……」
耐えきれずに、夏子は我れを忘れ、うめくように言った。
「よしよし、残り四本のうちで水は三本だ。こいつは確率は高いぜ」
冷二は平然とウソぶきながら、空の浣腸器に夏子に選ばせた大徳利の中身を吸いあげた。もちろん中身はグリセリンの原液である。

出典:~人妻肛虐調教週間 (フランス書院文庫)

著者: 結城彩雨

どうして、こんなことに……なってしまったの……。淫鬼の奸計に堕ち、調教地獄に見舞われた夏子。夫にさえ晒したことのない菊門に浣腸の毒液を注入されながら、悲哀の翳りを頬に浮かべる姿は、あまりにも美しすぎた……。運命なのか? それにしても、何たる皮肉だろうか? 肉悦の中を彷徨う人妻は、肛虐奴隷として生きるしかない!