リンクに広告が含まれています

男は嘴管の先で夏子の肛門をいじりまわすだけで、なかなか注入しようとはしなかった

結城彩雨

「二本目はどれを選ぶんだい、奥さん」
冷二が夏子の双臀をピタピタとたたいた。
「早くしねえと、あとで苦しむだけだぜ、奥さん。なにしろ一本目はグリセリンのストレートだったんだからよ、フフフ」
「ああ……これ以上は……」
夏子は怯え、迷った。
もしまたおぞましい薬液だったら……だが、いつまでも迷っている余裕はない。
二本目を選ぶと、二番クジを引き当てた男が待ってましたとばかり、浣腸器に吸引した。
男は嘴管の先で夏子の肛門をいじりまわすだけで、なかなか注入しようとはしなかった。
「いや……ああ、もう、もう、浣腸して……」
「ほう、催促かい、奥さん、へへへ、よほど浣腸が好きなんだね」
男はさんざんじらし、夏子を泣かせてから、ゆっくりとシリンダーを押しはじめた。
「あ、ああッ」
夏子の美貌に狼狽の色が走った。それだけで流入する液体の正体はなにか、聞かなくてもわかった。
「またグリセリンのストレートみたいだな、フフフ、ついてねえな、奥さん」
「よりによって二本ともグリセリンとはな、へへへ」
冷二と五郎はぬけぬけと言った。はじめから六本とも大徳利にはグリセリン原液しか入っていないのだが、夏子は知るよしもない。

出典:~人妻肛虐調教週間 (フランス書院文庫)

著者: 結城彩雨

どうして、こんなことに……なってしまったの……。淫鬼の奸計に堕ち、調教地獄に見舞われた夏子。夫にさえ晒したことのない菊門に浣腸の毒液を注入されながら、悲哀の翳りを頬に浮かべる姿は、あまりにも美しすぎた……。運命なのか? それにしても、何たる皮肉だろうか? 肉悦の中を彷徨う人妻は、肛虐奴隷として生きるしかない!