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秘めやかな菊の蕾は、極限の羞恥に桜色の端麗なシワを中心に寄せ、キュウッ、キュウウッと強烈な収縮を見せている

御堂乱

「すげえ、ケツの穴だ……」
「すぼめてやがるぜ……」
「たまんねえな……」
前のめりになって生唾を呑み下す数十人の兵士たち。その熱い視線が射抜いているのは、大使夫人の最も恥ずかしい排泄の器官だ。秘めやかな菊の蕾は、極限の羞恥に桜色の端麗なシワを中心に寄せ、キュウッ、キュウウッと強烈な収縮を見せている。不浄の穴とは思えぬ妖美さだった。
「そのままです。動いたら引き金を引きますからね」
そう釘を刺しておいて、中尉は尻割れにそって上から指をすべらせた。
「い、いやッ」
何をされるのか──恐ろしい予感に、オリヴィアは泣き声を高ぶらせた。
「いやッ、お願い……ああッ、いやですッ」
こわばった双臀がブルブルと慄える。
「ああああっ、ひいいっ」
怖れていたことが現実になった。
尻割れをすべりおりてきた男の指が、小さくすぼまったアヌスをとらえ、ユルユルと揉み込みはじめた。
「あっ、あっ、そんな……ひいっ、ひえええっ」
悪寒が背筋を走り、全身が鳥肌立った。
肛門に触れられ、揉み込まれている。信じがたいことだった。

「全員、裸で壁際に並んで、尻をこっちに向けろ」夫の目の前で、餓えた獣たちの餌食になる令夫人。愛する娘をかばうため、兵士に強姦される人妻。収容所内で淫らな性的拷問にかけられる美母娘。縛られ、穢され、弄ばれ……無残に横たわる裸身。敗戦国を舞台に御堂乱が描く壮大なハードロマン!