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腰を大きく上下させながら、白目をむいたキャサリンは歓喜の牝汁を盛大に噴き上げつづける

御堂乱

「イケっ、キャサリン!イクんだっ!」
「ああっ、わあっ、あああっ、ひえええーっ」
スポーンと指が抜かれると同時に、熱い秘蜜がビューッと宙に飛んだ。
「ひいっ、ひいっ……あわわわ……ひいっ」
腰を大きく上下させながら、白目をむいたキャサリンは歓喜の牝汁を盛大に噴き上げつづける。夫をはじめ、大使ら全員がそれを見ていた。みな仰天し、信じられないといった顔で目を見開いている。
「あ、あうっ……あううっ」
潮を噴き終えた後も、女肉の痙攣は収まらない。兵士らの腕の中でビクンビクンと跳ね上がる双臀が、味わわされた快感の大きさを物語っていた。
「派手に噴いたもんだ。床がビショビショじゃないか」
手を振って牝汁のしたたるさまをわざと大使らに見せつけながら、中尉は満足げにニンマリ笑った。
「現役どころか、相当に欲求不満だったようだな」
「あああっ」
自分の身に何が起こったのか、キャサリンは理解できないでいる。女の最奥を弄ばれているうちに愉悦が極限に達して、頭の中が一瞬真っ白になった。意識が戻った時には、股間から熱い悦びを迸らせていた。噴水のように噴き出しつづける大量の液体に、てっきり失禁してしまったのだと思っている彼女には、これまでオルガスムスの経験が無かったのだ。
「ううっ……こんな……いやあァ……」
大股開きの裸身を慄わせ、キャサリンは子供のように泣きじゃくった。火照った頬に大粒の涙がつたい流れる。衆人環視の中での大放尿──気品ある大使夫人にとってこれ以上の恥辱は考えられなかった。

「全員、裸で壁際に並んで、尻をこっちに向けろ」夫の目の前で、餓えた獣たちの餌食になる令夫人。愛する娘をかばうため、兵士に強姦される人妻。収容所内で淫らな性的拷問にかけられる美母娘。縛られ、穢され、弄ばれ……無残に横たわる裸身。敗戦国を舞台に御堂乱が描く壮大なハードロマン!