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こんな具合のいいケツの穴を使わねえでいるなんて、まったくあんたの亭主の気がしれねえよ

御堂乱

「ううっ……ぐうっ……うぐぐぐっ」
じわじわと押し入ってくるものの長大さに、全身の毛穴が開いて熱ロウの汗が噴き出る。
「ああッ……くうっ……くあああっ」
女尻が圧し潰されるほど深く挿れられて、オリヴィアはもう息もできない。優美な背を苦悶に反らせたまま、水面に浮かび出た鯉のように口をパクパクさせた。
「こいつは凄え……」
双臀をつかんでゆっくりとピストンしながら、兵士は感嘆に唸った。
膣とは異なる挿入感が、得も言われぬほど妖美なのだ。入口はきつく収縮しつつもとろける柔らかさで剛直を包み込んでくる。奥は灼けるように熱かった。抜き差しを繰り返していると、まるで美女の肛門にフェラチオしてもらっているかのような錯覚に陥った。
「こんな具合のいいケツの穴を使わねえでいるなんて、まったくあんたの亭主の気がしれねえよ」
からかいではなく正直な感想だった。

「全員、裸で壁際に並んで、尻をこっちに向けろ」夫の目の前で、餓えた獣たちの餌食になる令夫人。愛する娘をかばうため、兵士に強姦される人妻。収容所内で淫らな性的拷問にかけられる美母娘。縛られ、穢され、弄ばれ……無残に横たわる裸身。敗戦国を舞台に御堂乱が描く壮大なハードロマン!