「ああっ、シャルロット!」
騎乗位の腰を振りながら、マレーナは叫んだ。
「お願い!やめさせて!」
「答えるほうが先だ」
髭ヅラは下から見上げてニタニタと笑った。
「もう一度訊く。奥さん、太いチ×ポは好きかい?」
ああっ、とマレーナは泣き顔を横にねじり、
「……好き……太いの……太いのが好き……」
腰を揺すりつつ、かすれた半泣きの声を絞り出す。
「聞こえねえぜ、奥さん。太い何が好きだって?亭主にも聞こえるようにちゃんと大きな声で言ってみろ」
髭ヅラはどこまでも意地が悪い。
「……好き……チ、チ×ポ……」
マレーナはやっとその言葉を口にしたかと思うと、不意に、
「好きよっ!あなたのチ×ポが!あなたの太いチ×ポが好きなのおおおッ!」
自棄になって叫び、声を放って号泣した。泣きながら、さらに腰の動きを大きく、そして速くしていく。
「ああっ、ああっ」
「好きならもっと締めつけろよ、奥さん」
「くうっ、くうっ」
「そうだ。締めつけたままケツをくねらせろ。腰をいやらしく回すんだ」
「あああッ……」
尻の上下運動に淫らなグラインドが加わった。深く受け入れてから腰をくねらせ、男の根元をキリキリと締めつける。
「ううっ、こんな……ああっ、こんなァ」
出典:~敗戦国の人妻 (フランス書院文庫) ~
著者: 御堂 乱
「全員、裸で壁際に並んで、尻をこっちに向けろ」夫の目の前で、餓えた獣たちの餌食になる令夫人。愛する娘をかばうため、兵士に強姦される人妻。収容所内で淫らな性的拷問にかけられる美母娘。縛られ、穢され、弄ばれ……無残に横たわる裸身。敗戦国を舞台に御堂乱が描く壮大なハードロマン!