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四つん這いにさせて、夏子の上半身だけが男たちから見えるようにする

結城彩雨

夏子はあえぐように言った。それから今にもベソをかかんばかりの瞳を、冷二と五郎に向けて、
「……し、して……夏子のお尻の穴……犯してください……」
あきらめきったように口にした夏子は、湯に温められたピンクの肌を真っ赤にした。夏子は子供のために人間性すら放棄したのである。
「どこを犯って欲しいんだ。そんな声じゃ聞こえねえぞ、奥さん」
「ああ……夏子の……お尻の穴に、して……」
見つめる男たちに聞こえはしないかと、夏子は生きた心地もない。
「尻の穴にぶちこまれたいと言うんだな」
「……は、はい……」
「よしよし、うんと深く入れてやるぜ」
冷二と五郎はうれしそうに笑うと、夏子を大きな岩陰に連れこんだ。四つん這いにさせて、夏子の上半身だけが男たちから見えるようにする。
「ああ、こんな……見られてしまいます」
もう男たちには、夏子が四つん這いになっていることはわかっているはずだ。

出典:~人妻肛虐調教週間 (フランス書院文庫)

著者: 結城彩雨

どうして、こんなことに……なってしまったの……。淫鬼の奸計に堕ち、調教地獄に見舞われた夏子。夫にさえ晒したことのない菊門に浣腸の毒液を注入されながら、悲哀の翳りを頬に浮かべる姿は、あまりにも美しすぎた……。運命なのか? それにしても、何たる皮肉だろうか? 肉悦の中を彷徨う人妻は、肛虐奴隷として生きるしかない!