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股間から熱い奔流がどっとばかりに溢れでた。肉のエクスタシーと尿意からの解放感に恵子は溺れた。

鳴瀬夏巳

「なになに?なにが漏れちゃうだって?」
耳ざとく聞きつけたのは久保川である。小狡そうな目が、さも楽しそうに恵子の苦悶の形相を凝視した。
「聞かないでっ……あ、あああっ!……あっ、いいいっ!……もう、もう駄目っ……もう漏れちゃうっ……うううっ……」
恵子は磔の女体を悶えさせた。
不意に髪の生え際が捕らえられた。力強い手が下顎をつかむ。蔭山だ。
「皆さんによく見ていただけ。俺の大切なお客様だ。この身体でたっぷり楽しんでいただくんだ。フフフフッ」
「ひ、ひどいわ……もういじめないでっ……あっ、ひいいいーっ!」
電マがひとしお鋭く押しつけられた。とどめの快美が襲った。
「いいっ、いいいーっ!イクッ、イクううーっ!」
磔の裸身が激悦にのたうった。雷に打たれたように四肢がブルブルとしびれあがる。股間から熱い奔流がどっとばかりに溢れでた。肉のエクスタシーと尿意からの解放感に恵子は溺れた。
「も……漏れちゃった……あああっ……」
電マが離れても、放尿はなかなか終わらない。ボトボトと床を叩く音が恵子を悩乱させる。
「しかし派手に汚してくれたな、恵子君。どうやって償ってくれるつもりかね」
言葉とは裏腹に、稲部の声音は愉快そうに躍っている。
「ああ……ごめんなさいっ……うううっ……」
羞恥の面貌を隠そうにも、磔の身では叶わない。ぐったりと検診台に裸身を預けたまま羞恥に泣く。失禁のショックの前には、あれほど盛った憎悪の感情さえどこかへ行ってしまった。