「は、早く、入れて……ああ、夏子、気が狂ってしまいますッ」
「しようがねえ奥さんだぜ、へへへ」
冷二が車を道路の脇に寄せた。そしてイボイボのついたコンドームみたいなものを、車のフロアギアの取っ手にぴっちりとかぶせていく。
フロアギアは取っ手の部分が、ちょうど太いソーセージを立てた形になっていて、たちまち即席の張型に変わった。
「な、なにをするの……」
夏子は不安と怯えに声をふるわせた。
「へへへ、こいつで楽しませてやろうと言うんだぜ、奥さん。わかるな、この上へしゃがめばいいってわけよ」
「本当は生身が欲しいんだろうが、そいつで我慢しな、奥さん」
冷二と五郎は意地悪く言ってゲラゲラ笑った。
夏子はいやいやと弱々しくかぶりを振った。
「そ、そんなもの、かんにんして……」
「入れて欲しいと言うから入れてやろうというんじゃねえか。好きの嫌いの言うんじゃねえよ、奥さん」
「いや……おとなしく抱かれますから」
出典:~人妻肛虐調教週間 (フランス書院文庫)~
著者: 結城彩雨
どうして、こんなことに……なってしまったの……。淫鬼の奸計に堕ち、調教地獄に見舞われた夏子。夫にさえ晒したことのない菊門に浣腸の毒液を注入されながら、悲哀の翳りを頬に浮かべる姿は、あまりにも美しすぎた……。運命なのか? それにしても、何たる皮肉だろうか? 肉悦の中を彷徨う人妻は、肛虐奴隷として生きるしかない!