「フフフ、つながったぞ、シルヴィア」
底までしっかり埋め込むと、ガイウスは腹を揺すって笑った。
「いい肉壺だ。気に入ったぞ」
ゴム輪のような収縮に根元を締めつけられて、肉茎が一段と漲りを増していく。
「あ、ああ、ああっ」
シルヴィアは呼吸すらまともに出来ず、汗にヌメ光る肌にさらに熱い汗の玉をすべらせた。
(熱い、あァ、熱いわッ……)
貫かれた女壺が燃えるようだった。串刺しにされた裸身はカーッと熱い火柱になっていく。
そおれっ、とガイウスは掛け声をかけ、腰を前へせり出した。灼熱の先端で子宮口を押しあげるようにすると、白く熟れた女体を仰向けに載せた磔台は、錆びた鉄鎖を軋ませながら、ゆっくりと振り子のように揺れはじめる。
「そおれ、そおれ」
ギイッ……ギイイッ……ギイッ……ギイイッ……。
「そおれ、そおれ、フフフッ」
「ああっ……あああっ」
シルヴィアの汗ばんだ顔がゆがんだ。
「ううっ、そんな……ああっ、ああああっ」
みるみる紅潮していく美貌には、焦りとも憤りともつかぬ表情が浮かんでいる。
出典:~敗戦国の人妻 (フランス書院文庫) ~
著者: 御堂 乱
「全員、裸で壁際に並んで、尻をこっちに向けろ」夫の目の前で、餓えた獣たちの餌食になる令夫人。愛する娘をかばうため、兵士に強姦される人妻。収容所内で淫らな性的拷問にかけられる美母娘。縛られ、穢され、弄ばれ……無残に横たわる裸身。敗戦国を舞台に御堂乱が描く壮大なハードロマン!