「うん、分かった」
そう言いつつ、健太は義母に近づくと、コーヒーを淹れようとしていた義母を後ろから抱きしめてくる。由美はのしかかられるような健太の重みに、慌てて下肢を踏ん張った。
「ママ、分かるでしょう……。僕、朝勃ちして、ほら、こんなに……」
後ろから体を擦りつけられた瞬間、気づいたことだった。尻に勃起した肉棒をありありと感じていた。
(健太ちゃん、昨夜、何度も放ったのに……。朝勃起だなんて……)
「ママがいけないんだよ。普通の朝勃ちだったのに、そんなに色っぽい恰好でいるから……」
「まぁ、このいけないおちん×んを、ママのせいにするなんて……」
朝で、しかも、朝方まで交わり続けていた事実が由美の気を弛めていた。由美は極薄のタンクトップと、これも薄い生地のグリーンのミニスカートを身に着けているだけだった。タンクトップの胸元は、二つの乳の谷間がはっきりと見え、ノーブラなので、豊満な乳房の頂点に鎮座する乳首の位置も露わなものだった。
(ああん、健太ちゃんのお魔羅、お尻にとても強く当たってる……。落ち着かないわ……。どうしよう)
「健太ちゃん、ママ、コーヒー、淹れられなくなるでしょう……」
「うん、分かった……。二人でコーヒー、呑もう」
すっと体を離し、リビングに向かう健太の後ろ姿が恨めしい。大きな背中には余裕のようなものが感じられた。
(私、後ろから体を密着されたときに、その先を期待していたのかしら……)
秘唇の奥から湧き始めた蜜液に、由美は独り、顔を赤らめていた。リビングで向かい合い、コーヒーを呑む。
著者: 小鳥遊葵
「じっとしてて……これは大人になる儀式だから」少年のズボンからたくましい肉茎を引き出す美熟女。絡まる指先、深々と呑み込む唇、顎を伝う雫……祭りの夜、年上の女が若者の筆おろしをする島の風習。教え導くはずが、性の愉悦に溺れていく35歳。留美子、咲枝、由美……海の女は淫らで美しい。