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由美は惹き込まれるように、長い舌を出し、肉棒の先端から零れ落ちる、先走りの汁を舐めとっていた

小鳥遊葵

「ど、どうしたの?健太ちゃん……。落ち着くのよ。さぁ、ママが着替えさせてあげるから……。放して、健太ちゃん……」
「嬉しいよ、ママ……。ママの気持ちが判り、僕、嬉しい……」
由美は大きくうなずきながら、健太の前に膝をつく。時間が迫っていた。もう、様々な行事が催される時間が近づいている。
「男は褌なのね……。褌の下には下着、穿けないわね」
見下ろす健太の目を意識しながら、由美は短パンのフックを外す。上半身はすでに、健太自ら脱ぎ捨てていた。
(健太ちゃん、凄い……。こんなに大きくしていたら、なかなか脱がせられないわ)
短パンの股間がもっこりと盛り上がっていた。ゆっくりと脱がせていく。
(あっ、出た……。大きい……。先っぽが私を睨んで、ああ、誘っているよう……)
巨大な蝮の頭のようだった。艶もいい。短パンとともに下着を足首までずり下げながら、由美の目は現れた肉棒に釘づけだった。
(まだ初体験を数日前にしたばかりなのに、健太ちゃんのお魔羅……もう、大人のそれ……)
「ママ、褌、締める前に、少し、しゃぶって……」
声と同時に、頭を押さえられた。そのまま股間に引き寄せられる。
(健太ちゃん……)
的となる口を外した肉棒が顔を滑る。先走りの汁が豊富だった。生々しい若い男の性汁の匂いに、頭がくらくらするようだった。由美はすでに極限にまで立ち上がっている肉棒の幹に手を添えた。正面から見つめる。
(ああ、凄いわ……。我慢汁が、ミルクのようにいっぱい、出て……)
由美は惹き込まれるように、長い舌を出し、肉棒の先端から零れ落ちる、先走りの汁を舐めとっていた。
「ああ、ママ、舌の動き……堪らない……。気持ち、いい……」
心底感じているような、健太の声が堪らない。
「健太ちゃん、少しだけよ。そろそろ行かなきゃならないから、ほんの少しよ……」
由美は最初から大口を開けた。肉棒の正面からなので、その姿は健太からよく見えているはずだった。開いた口に、由美は掴んだ肉棒を自ら引き寄せた。上目づかいに健太を見る。目が合った。
腰を突き出して──。目でそう囁いた。通じたらしく、健太の腰が前に出る。口が押し広げられる。由美はさらに大きく口を開けた。
(ああ、私の顔、いま、最低の顔になっている……。凄いブス顔になっている……)
亀頭が口内に挿し込まれた。健太は奥までは挿さなかった。
(健太ちゃん、もう、こんなことにも馴れたのね……)
欲望に任せてばかりではなかった。健太はもう、どうすればもっとも肉棒に愉悦を感じられるのか知っているようだった。
(私の舌の動きを自由にしようとして……)
口の半分ほどまでしか挿し込まれていなかった。奥の空間で舌を泳がせた。舌を丸め、肉棒の先端を叩き、巻き付けた。
「ママ、ああ、それ、いい……」
健太の声が由美を一気に刺激する。
(まだ半分も口に入ってないのに、私、もう、圧倒されている……)
支配されているような感覚だった。健太が主だった。数日ででき上がった、主従関係。由美はこの逞しい肉棒に仕えているような感覚に、体を震わせていた。
(健太ちゃん、とても優しいのに、でも、こうしてお魔羅を口と舌で愛していると、蹂躙されているよう……。ああ、私、健太ちゃんと交わる時間、下僕のようにお仕えしたいと思ってる……。さぁ、健太ちゃん、ママのお口に腰を使ってみて……)
由美は、健太の腰に手を回し、イラマチオを催促していた。健太の腰がゆっくりと前後する。舌を使う余裕がないほどに、喉奥まで肉棒で埋め尽くされる。ピストン運動により、口内に隙間ができた瞬間だけ、由美の舌が肉棒に激しく纏わりつく。
「ママ……気持ち、いいよ……。ねぇ、ママ、僕、すぐに出そうだから、だから、おま×こに、入れさせて……」
(ああ、私もそうされたい……。私のあそこ、もう、ぐしょぐしょ……。それに、この状態の私は、健太ちゃんの下僕……。これは、健太ちゃんの命令だもの……)
由美は口からいきり勃った肉棒を解放した。口から出た肉棒は、下腹を叩くような勢いで、由美に長竿の下方を見せつけていた。淫嚢に手を添える。さわさわと揉む。健太が急かすように尻を振る。

出典:~熟女のやさしい筆おろし (フランス書院文庫)

著者: 小鳥遊葵

熟女のやさしい筆おろし

「じっとしてて……これは大人になる儀式だから」少年のズボンからたくましい肉茎を引き出す美熟女。絡まる指先、深々と呑み込む唇、顎を伝う雫……祭りの夜、年上の女が若者の筆おろしをする島の風習。教え導くはずが、性の愉悦に溺れていく35歳。留美子、咲枝、由美……海の女は淫らで美しい。