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ショートカットの美少女は上着に続いて股間にピッチリと食い込んだブルマに指をかけ、屈みながらずり下ろした

庵乃音人

(ま、まずい。もしかして水浴びでもするつもりか?退散しないと……)
とんでもないシーンに出くわしてしまったと狼狽し、回れ右をしてその場を後にしようとした。だがどういうわけか、足に根が生えたみたいに身体が動かない。
(おい、どうした……まずいだろ、こんなところ覗き見したら……)
そんな貴史のパニックなどおかまいなしに、ショートカットの美少女は上着に続いて股間にピッチリと食い込んだブルマに指をかけ、屈みながらずり下ろした。
ブラジャーと揃いの水玉模様のショーツに覆われた股間が露わになる。思わず目を剥き、大きな音を立てて生唾を飲みそうになった。
(な、なんていやらしい身体。おっぱいもお尻も、メチャメチャ発達してる……)
少女は上着に並べてブルマも木の枝に干すと、両手を背中にやり、ブラジャーのホックを外した。柔らかそうに丸く盛りあがる双子の乳房が惜しげもなく剥き出しになった。乳輪も乳首も、淡い鳶色をしている。みずみずしい弾力に富んだ乳房がゆさゆさと艶めかしく揺れ、つんと勃起した乳首がやや上向きに尖っていた。
貴史はもう、その場を後にすることなどできなくなっていた。
(あ、脱ぐ……!)
少女の手が、むちむちした女体を覆う最後の一枚に伸びた。ショーツの縁に指をかけると、桃の皮でも剥くようにつるんと尻の方から脱ぎ、二本の足首から抜く。
思わず息苦しくなる、見事な全裸だった。みずみずしい色香を放つ女体はどこか牝豹めいた野性味も感じさせ、十代の少女ならではのエロスに満ちている。
「あーあ、下着もびっしょり……乾くかなぁ……」
全裸になった少女は、汗まみれのショーツの感触を確かめ、顔をしかめた。
(ううっ、た、たまらない……)
生まれて初めて生で見る、未成年らしき娘のセクシーなヌードだった。
ほぼ真横から盗み見ていたが、ダイナミックに盛りあがる巨乳も、その先端にポチッと飛び出す乳首も、まん丸と膨らんだ尻肉も、すべてが男の劣情を刺激し、惑乱させずにはおかない淫力を放っていた。
繁茂量の少ない陰毛が股間からそそけ立つ眺めも、貴史の興奮を煽った。
体育着とブルマに並べる形で、ブラジャーとショーツを木の枝に干した美少女は、ゆっくりと小川のなかに進んだ。貴史は今ごろになって、ようやくそのあたり一帯の水が湯気を放散しているのに気づく。つまり「水」ではなく「お湯」らしい。
(そうか。つまりあそこが、祈里先輩の言っていた秘湯……)
貴史は納得しながら、全裸になった少女の一挙手一投足になおも目と心を奪われた。
ことここに至っても、こんなことをしてはいけないという罪の意識はあるのだ。
しかし少女のあまりの愛らしさと、肉体の淫力が理性を麻痺させた。
全裸の女の子は川のなかへと足を進め、ゆっくりと身を沈めていく。
「あぁ、いい気持ち……」思わずうっとりと恍惚の表情になり、肩まですべてが湯に浸かると、天を仰いで熱い吐息を零した。
その姿があまりにセクシーで、貴史はつい股間をツーンと疼かせてしまう。
もう少し近くで見てみたいといういけない欲望に憑かれた。足音を忍ばせ、大木から大木、草の茂みから茂みへと移動し、湯浴み少女に接近する。

出典:~魅惑の桃尻温泉郷 女子大生と恋の四角関係 (リアルドリーム文庫)

著者: 庵乃音人

「夏休みって何か予定ある?」密かに恋い慕う大学の先輩・祈里の誘いで訪れた山村。そこで青年は祈里の友人・志摩子の縁談を断るために偽りの婿候補として“お試し婚”をすることになる。祈里への恋心を抱えながらも縮まる志摩子との距離。さらに志摩子の妹も巻き込み、交錯する恋の行方は!?