道場では、いつもみたいに無心になって無数の矢を射続けたのに違いない。
たっぷりと汗を掻いた女陰はむせ返るようなチーズ臭を放ち、塩辛さとともに貴史の舌を刺激した。尿口から垂れ流れた小便が膣穴にも流れ込み、舌ですくうと痺れる酸味とともに、酸っぱい匂いが鼻腔粘膜に染み渡る。
「ああん、貴史くん……だめえぇ……嘘でしょ……し、信じられない……あぁ……」
「先輩、分かってます。こんなことして、僕、変態ですよね……でも……でも……」
尻肉を握りつぶし、なおも膣穴を舌で舐めしゃぶりつつ、貴史はうわずった声で言った。縮れた剛毛に縁取られた女陰が、漏れ出す小便と貴史の唾液でベチョベチョに穢れる。膣穴をクンニしきった貴史は、今度はアナルをレロンと舐めた。
「ひいぃ。あん、そ、そんなとこ……汚いわ……やめて、だめえぇ……」
汗を掻いた尻の谷間から、饐えた匂いが立ちのぼった。皺々の肛肉を擦過すると、思いのほか強烈な苦みが舌に広がり、貴史をいっそう興奮させる。
夢中になって肛門を舐めしゃぶった。窄めた唇でちゅうちゅうと音を立てて吸うと、窄まった肉の収縮がさらに派手になり、祈里の喉から引きつった悲鳴が漏れる。
「先輩……祈里先輩……!」
「ああん、もうやめて……貴史くん、ほんとに怒るわよ……」
ようやく放尿が終わると、祈里は貴史の責めをいやがってまたも尻を振り、便器にまたがったまま立ち上がった。貴史は開いたままの扉を後ろ手に閉めると、そんな祈里の身体に背後からむしゃぶりつく。
出典:~魅惑の桃尻温泉郷 女子大生と恋の四角関係 (リアルドリーム文庫) ~
著者: 庵乃音人
「夏休みって何か予定ある?」密かに恋い慕う大学の先輩・祈里の誘いで訪れた山村。そこで青年は祈里の友人・志摩子の縁談を断るために偽りの婿候補として“お試し婚”をすることになる。祈里への恋心を抱えながらも縮まる志摩子との距離。さらに志摩子の妹も巻き込み、交錯する恋の行方は!?