「仁科夫人、横を向いてください」
言葉に釣られて横を見ると、壁に設置された姿見が目に飛びこんできた。
ワンピースの裾をめくりあげて双臀を剥きだしにした女が、アナルを掘られて喘いでいる。悦楽に浸りきった顔は、まるで娼婦のように淫らで艶めかしい。
「はああっ、いや……いやです」
「これがあなたの本当の姿です。ほら、映ってるでしょう。どんなに貞淑なフリをしても、一皮剥けばお尻の穴で感じる淫らな女なんですよ」
神谷の催眠術のような言葉が、耳の穴に流れこんでくる。
(これが、私……本当の……ああっ、おかしくなりそう)
後ろに突きだしたヒップがブルブルと震えて、得体の知れない妖しい感覚が湧きあがってきた。夫のことを忘れたわけではないが、この激流に逆らうことなどできるはずがない。
著者: 北都凛
(あなた、許して。私にもう妻の資格はないわ)試着室、立ちバックで貫かれる38歳の社長夫人。かつて自分に低姿勢だった外商部員の罠に堕ち、凄絶な凌辱に耐えるうち、熟れた躯には魔悦が……美しい院長夫人、気丈な令夫人、二児の熟母。閉店後の百貨店は、淑女狩りの淫獄ハーレム!