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巨大なガラス筒の薬液が泡立つように渦巻いて、ドクドクと夏子のなかへ流入していく

結城彩雨

「イクのか、奥さん。やけに早いな」
「ああ……ああッ……」
返事をする余裕もなく、夏子は両脚を突っぱらせてのけぞった。
その時を待っていたように、五郎がニンマリと笑うと、浣腸器のシリンダーをゆっくりと押しはじめた。
巨大なガラス筒の薬液が泡立つように渦巻いて、ドクドクと夏子のなかへ流入していく。それとともに前方の張型の動きも速くなった。
「ほれ、気をやれ、へへへ」
「イク時はちゃんと言うんだぜ、奥さん」
二人がそう言う間にも、夏子は昇りつめる風情だった。
「ひッ、ひいーッ」
夏子はのけぞりっぱなしで喉を絞り、総身を激しく収縮させつつ痙攣を走らせた。
「い、イキますッ」
絶息せんばかりに叫んで、夏子は張型と嘴管をキリキリ食いしめ、絞りたてた。

出典:~人妻肛虐調教週間 (フランス書院文庫)

著者: 結城彩雨

どうして、こんなことに……なってしまったの……。淫鬼の奸計に堕ち、調教地獄に見舞われた夏子。夫にさえ晒したことのない菊門に浣腸の毒液を注入されながら、悲哀の翳りを頬に浮かべる姿は、あまりにも美しすぎた……。運命なのか? それにしても、何たる皮肉だろうか? 肉悦の中を彷徨う人妻は、肛虐奴隷として生きるしかない!