ずちょろ、ぬちょろと猥雑な音色が内側から響いて、どれだけ濡れているかを如実にされる

夫の味気ないセックスとは違った性感覚に、腰骨の辺りが疼いた。
（な、膣内に入ってくる。そんな、なんで私、はしたないことになってるの）
祐介の長い舌が潜り込んで来ると、裕恵は戦慄き深く息を吐き出した。
ずちょろ、ぬちょろと猥雑な音色が内側から響いて、どれだけ濡れているかを如実にされる。
自分さえ知らなかった本性を見せられたようで、裕恵は訳も分からず叫んだ。無理やり犯されているのだから、感じるなんてあってはならなかった。
「ふふ、いい感じにほぐれてきたな。それじゃあ女将、最終段階だ。私のいやらしいマ×コにお客様のオチ×ポ突っ込んで掻き回してくださいって言え」
「い、嫌です。そんな恥ずかしいこと、言えません！」
今までは耐えてきた裕恵だったが、さすがにセックスを許容する言葉までは口にできなかった。
綾子みたいに風俗で働いた経験があるわけもない。女将という肩書きを下ろせば普通の女として生きてきた裕恵に、そんなセリフは言えなかった。