摘めばもぎとれそうなほどに膨らんでしまった乳首を、兵士らの舌先でコロコロと上下左右に優しく転がされた

「一体どの口で他人のことを『けだもの』だなどと言えるんだ？フフフ」
からかいつつ、すでにしこり勃っている秘芯の周りを指先でなぞる。時間をかけてじっくりと──じかに触れそうで触れない。これが人妻を泣かせるコツなのだ。そのコツを、乳房を愛撫する二人の兵士も心得ていた。
「あ、ああっ……あああっ」
途切れ途切れの喘ぎと共に、女体の震えが激しさを増す。
摘めばもぎとれそうなほどに膨らんでしまった乳首を、兵士らの舌先でコロコロと上下左右に優しく転がされた。
「うっ、うっ……あああっ、ううっ」
辱しめであっても愛撫に変わりはない。甘くせつない疼きに、マレーナはブロンドの髪を闇雲に振りたてた。
（ああっ、いやっ、ああっ、いやあァ）
官能の火が局部から全身に燃えひろがっていく。熱い疼きがドクッと最奥から溢れかえって、貞淑な人妻を狼狽させた。
（ダメっ、ああっ、ダメっ！）
官能の渦に呑まれていく自分を懸命に叱咤する。だが焦らしに焦らされて燃え上がっていく女体を制御できない。狂わんばかりの恥辱にまみれながら、マレーナは汗に光る裸身をのたうたせた。