「お、おやめくださいッ……ひえええッ」いきなりベチョッと乳房の先端に吸いつかれ、磔の肢体をのけぞらせた

「指より舌が好きか？ならじっくり舐めてやろう」
人が変わったとしか思えぬ神父の言葉に、テレーゼは悲鳴をあげた。
「お、おやめくださいッ……ひえええッ」
いきなりベチョッと乳房の先端に吸いつかれ、磔の肢体をのけぞらせた。
「いやああああッ」
泣き叫ぶ顔を上目遣いに見ながら、メリルはヌラヌラと舐めつづける。右の乳首が勃ったのを確認すると、左の乳首を舐めだした。十分にしこり勃たせておいてガキッと前歯を立てた。ヒーッと高い絶叫が礼拝堂に響きわたる。
「いやっ、いやっ、いやあああっ！」
泣こうが喚こうが許してもらえない。しかも口惜しいことに、女の心と身体は別のもの。執拗な舌の動きに若いつぼみが反応しないわけがない。血も凍るおぞましさの底から生じてくる得体の知れない感覚に、貞潔な修道女は惑乱させられていく。
「感じているのか、テレーゼ」