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生まれて初めて味わう浣腸の苦痛とおぞましさに、全身の毛穴から熱ロウの汗が噴き出ていた

御堂乱

「フフフ、悦ぶのはまだ早い」
キューンと締めつけてくる初々しい感じが、シリンダーを握る手にも伝わってくる。犯し甲斐のありそうな美肛だ。王女のアナルヴァージンを奪ってやる日が今から楽しみで仕方ない。
「入れてやる。たっぷりと味わうがいい」
ガイウスはゆっくりとポンプを押した。
「ううッ!うわああッ!」
悶絶の声と共に、シルヴィアの双臀がこわばる。
「やめて!やめてッ!うわあああああッ!」
「フフフ、入っていくぞ。五十……百……百五十……」
興奮するあまり、シリンダーを握ったガイウスの手は汗ばんだ。額やこめかみにもジットリと脂汗が滲み出る。
「二百……二百五十……半分入ったぞ。気分はどうだ?」
「うううッ、も、もうッ……うううッ」
シルヴィアはもう言葉も出せず、汗に湿ったブロンドの髪を揺すりたてるばかり。冷たい薬液が灼けるような感覚を生み、キリキリと腸管を絞りたててくる。生まれて初めて味わう浣腸の苦痛とおぞましさに、全身の毛穴から熱ロウの汗が噴き出ていた。開いた脚線美の先で爪先が捻じ曲がっている。焙られるような苦悶の中から、早くも強烈な便意がこみあげてきていた。
「フフフ、たいしたもんだよ。いい尻をしているだけあって、五百CC全部呑み込みおったわい」
空になった浣腸器を片手に、ガイウスは満足そうにピタピタとシルヴィアのヒップを平手で叩いた。衝撃でワナワナと慄える口に箝口具を噛ませて固定すると、そこで初めて、
「さあ、これからお前を慕う国民たちとご対面だ。我々が夫婦の契りを交わしたことを知れば、連中もさぞかし喜ぶことだろうよ」
卑劣極まりない魂胆を明かし、太鼓腹を揺すって笑った。

「全員、裸で壁際に並んで、尻をこっちに向けろ」夫の目の前で、餓えた獣たちの餌食になる令夫人。愛する娘をかばうため、兵士に強姦される人妻。収容所内で淫らな性的拷問にかけられる美母娘。縛られ、穢され、弄ばれ……無残に横たわる裸身。敗戦国を舞台に御堂乱が描く壮大なハードロマン!