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しっかりしろ、と五郎は嘴管で夏子の肛門を突きあげつつ、グイグイとシリンダーを押しこんだ

結城彩雨

「まだ気を失うのは早いぜ、奥さん」
しっかりしろ、と五郎は嘴管で夏子の肛門を突きあげつつ、グイグイとシリンダーを押しこんだ。
「う、ううむ……」
夏子は失神することすら許されず、急激にふくれあがる便意の苦痛にうめいた。その苦痛に、官能の余韻さえ呑みこまれていく。
張型の振動もうねりもとまったことで、いっそう便意を意識させられた。
「うう、も、もう、かんにんして……」
「あと少しだ、我慢しろ、へへへ」
「うむ……く、苦しい……」
夏子は息も絶えだえにあえいだ。腹部がグルグル鳴って、腰が片時もじっとしていられないようにふるえだす。
脂汗が玉となって、ふるえる肌をツーッとすべり落ちた。今にもほとばしりそうな便意を必死に押しとどめるのがやっとで、夏子はギリギリ歯を噛みしばった。
「あ、あ……もう、入れないで……」
「あと三百CCだ。ほれ、ほうれ、全部呑むんだ、奥さん」
「うむ、ううむ……た、たまらないッ」
「たいした尻だぜ。初めての浣腸で三千CCを漏らさず呑んじまうんだからな」
感嘆の声をあげて、五郎はシリンダーを底まで押しきった。ヤクザの李の話では、初めての女の場合は五百CCも保てばいいというから、驚異的といえた。

出典:~人妻肛虐調教週間 (フランス書院文庫)

著者: 結城彩雨

どうして、こんなことに……なってしまったの……。淫鬼の奸計に堕ち、調教地獄に見舞われた夏子。夫にさえ晒したことのない菊門に浣腸の毒液を注入されながら、悲哀の翳りを頬に浮かべる姿は、あまりにも美しすぎた……。運命なのか? それにしても、何たる皮肉だろうか? 肉悦の中を彷徨う人妻は、肛虐奴隷として生きるしかない!