「ゆるしてと言っても、どうしてもさせる気なんでしょう……ひ、ひどいことをさせるのね……女にとってどんなに恥ずかしいか、達也くんにはわからないでしょうね」
「わかってるよ。だからいやらしい初美さんにぴったりなんだよ。フフフ、本当はうれしいくせして」
「ひ、ひどい……」
初美は小さくふるえる手を自ら開いている股間へもっていった。二本の指を媚肉の割れ目に押し当てて左右へ開く。
「ああ……」
こんな浅ましいことをしている自分が、初美には信じられない。そして写真を撮るたびに、身体の奥がしびれて熱くドロドロととろけだすのが、もっと信じられない。
「やっぱりヌルヌルに濡らしてたね、初美さん。はっきり撮れてるよ」
「い、いや……」
「初美さんは見られるのが好きな露出狂のマゾなんだよ。もう認めてもいいと思うけど」
著者: 結城彩雨
(あの子に見られたりしたら、私たち、破滅よ……)背後から息子の悪友に貫かれ、恍惚に喘ぐ初美は、誰にも見せたことのない淫らな牝の顔を浮かべていた。体育館、通学電車、寝室…時と場所を選ばない狼たち。最後の矜持を振り絞る美母の想いを打ち砕くように、物陰から覗き見ている我が子の手には浣腸器が!