「あっ、健太くん、そこはいいの……」
後ろの孔周辺を這い回る健太の乱暴な舌の動きにたじたじとなる。嫌悪しているのではなかった。尻での交わりも嫌いではなかった。生前、夫とは何度も尻で交わった。亡くなる少し前にも、海から戻ると、夫は前後の孔に肉棒を挿し込んで狂喜していた。
(あはぁ……。最初は痛かったけど、すぐに慣れて……私、お尻でも何度もイカされて……)
尻の孔を舐められることには抵抗はなく、むしろ、歓迎すべきところだったが、しかし、初体験の男の子には、すべて順序立てて体験させ、堪能して欲しかった。
著者: 小鳥遊葵
「じっとしてて……これは大人になる儀式だから」少年のズボンからたくましい肉茎を引き出す美熟女。絡まる指先、深々と呑み込む唇、顎を伝う雫……祭りの夜、年上の女が若者の筆おろしをする島の風習。教え導くはずが、性の愉悦に溺れていく35歳。留美子、咲枝、由美……海の女は淫らで美しい。