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乳房を、尻を、ふとももの肉を震わせながら、志摩子は変な角度に上体を折り曲げ、あんぐりと口を開いたまま恍惚の面持ちになる

庵乃音人

(これって愛液だよな。ってことは……あぁ、志摩子さん、本気で感じてるんだ)
自分の舌で年上の美女をよがらせていると思うと、いっそう淫悦が増した。
脳裏を一瞬、祈里の姿がよぎる。なぜだか、志摩子に対しても罪悪感にかられた。
罪の意識は嗜虐的な性欲へと変質し、秘割れを舐め上げる舌の動きをより激しいものに変える。
ちゅぱ、ぢゅるぱ、ぴちゃぴちゃ、れぢゅ──。
「あぁ、やだ、恥ずかしい、貴史さん、そんなに舐めないで……あはあぁ……」
志摩子の声と動きに切迫したものが混じった。
尻桃がエロチックにくねり、ふとももの肉が震える。前屈みになっているため、重力に負けた巨乳がダラリと垂れ、勃起乳首を踊らせて互い違いにたぷたぷと揺れた。
「志摩子さん……」感激した声を上げ、貴史はしつこく女陰を舐める。
「だ、だめ……見ないで……あん、いや、見ないでええぇ……あああぁ!」
「あっ……」
熟れた女体が跳ね、ビクンビクンと痙攣した。
乳房を、尻を、ふとももの肉を震わせながら、志摩子は変な角度に上体を折り曲げ、あんぐりと口を開いたまま恍惚の面持ちになる。
(もしかして……イッちゃった……?)
貴史は風呂のなかに座りこんだまま、湯船の縁に手を突いてアクメの余韻に酔い痴れる志摩子の姿に見入った。ようやく絶頂の呪縛から解き放たれたらしい志摩子は、ぐったりと脱力して腰砕けになる。貴史はそんな志摩子を背後から抱きとめた。
風呂のなかのお湯が大きな飛沫音をあげて四方に飛び散る。

出典:~魅惑の桃尻温泉郷 女子大生と恋の四角関係 (リアルドリーム文庫)

著者: 庵乃音人

「夏休みって何か予定ある?」密かに恋い慕う大学の先輩・祈里の誘いで訪れた山村。そこで青年は祈里の友人・志摩子の縁談を断るために偽りの婿候補として“お試し婚”をすることになる。祈里への恋心を抱えながらも縮まる志摩子との距離。さらに志摩子の妹も巻き込み、交錯する恋の行方は!?