愕然としていると、ふいに背後から京子が抱きついてきた。そして、そのまま腕をひねりあげられ、後ろ手に手錠を嵌められてしまう。
「い、痛い……京子さん?」
突然のことに状況が理解できない。首をねじって振り返った途端、今度はいきなり唇を奪われる。
「ンンンっ……な、なにを?」
慌てて女同士のキスを振りほどき、驚愕に目を見開いて京子の顔を凝視した。
「香織さん、いっしょに堕ちましょう。私たち、もうそうするしかないの……」
意外なことに、その声にはまったく張りがない。
あの気が強くてプライドの高い社長夫人は、いったいどこへ行ってしまったのだろう。すべてを諦めてしまった哀しみと、すべての迷いを捨て去った悟りが、彼女の表情から感じられる。
「もう、神谷さんの言うことには逆らえないのよ。ほら……ね?」
呆けた顔の京子が、自分のドレスの裾をめくりあげていく。
セクシーな赤いレースのパンティが露わになるが、女性器を覆う部分が不自然に盛りあがって蠢いている。そこにバイブが突き刺さっているのは明白だった。
「や、やめて!見たくありませ――ンぐぐぐっ」
再び唇を塞がれることで言葉を遮られる。
頬を両手で挟まれているので振りほどけない。そのまま唇を割られて舌を挿入されたかと思うと、唾液をトロトロと流しこまれてしまう。
著者: 北都凛
(あなた、許して。私にもう妻の資格はないわ)試着室、立ちバックで貫かれる38歳の社長夫人。かつて自分に低姿勢だった外商部員の罠に堕ち、凄絶な凌辱に耐えるうち、熟れた躯には魔悦が……美しい院長夫人、気丈な令夫人、二児の熟母。閉店後の百貨店は、淑女狩りの淫獄ハーレム!