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「ヒイイッ!ヒイイーッ!」狂おしく双臀を揺すりながら、テレーゼは身も世もなく悶え啼いた

御堂乱

「イキそうなんだろ、違うか?」
「ち、違います……ああっ……」
兆しきった牝声が、否定の言葉を裏切っている。ヒップがわななき、食いしばった歯がカチカチと鳴った。
すぐにでも犯したいのをこらえ、メリルはクンニを続けた。テレーゼの初アクメを見てみたい。敬虔な処女は身を慄わせて慎ましやかに昇りつめるのか、それとも獣のように咆哮して派手に気をやるのか。
固くしこった官能の真珠玉にキスをすると、メリルは舌の動きをそこに集中させた。すでにコツをつかんでいる。真珠玉の周りに舌先でゆっくりと円を描き、ピクピクとうごめくところを焦らすようにチロチロッと舐めてやる。何度もそれを繰り返した。
「ヒイイッ!ヒイイーッ!」
狂おしく双臀を揺すりながら、テレーゼは身も世もなく悶え啼いた。身体の中心を快美の電流が走り抜け、脳内でショートして極彩色の火花を散らせた。
「ああっ!いいっ!」
ガクガクと腰が跳ね上がる。頭がうつろになるほどの快感だった。日々敬虔な祈りを捧げる唇が妖しく濡れ光って、あさましすぎる牝声をあげていた。
「いいっ、ああっ、いいっ、あああっ」
「イケっ、テレーゼ、堕ちてしまえっ」
もう焦らさなかった。メリルは官能の火薬庫となった真珠玉を、上下左右に舌先で転がす。身体は充分成熟していても、経験という免疫の無い処女はひとたまりもなかった。
「うわああああああああっ!」
意識が飛ぶほどの強烈な快感にキューンと身体を収縮させたテレーゼは、覆い被さっている神父の頭を弾かんばかりに大きく双臀を跳ね上げた。
あうっ、あうっ、あううっ……。
パクパクと口を喘がせ、声にならぬ声を発する。焦点を失った双眸で宙を見据えたまま、縛られた裸身をブルブルと震わせた。その尋常ならざる狂態と、直後に訪れた脱力の落差に、メリルは修道女が絶頂に達したことを知った。

「全員、裸で壁際に並んで、尻をこっちに向けろ」夫の目の前で、餓えた獣たちの餌食になる令夫人。愛する娘をかばうため、兵士に強姦される人妻。収容所内で淫らな性的拷問にかけられる美母娘。縛られ、穢され、弄ばれ……無残に横たわる裸身。敗戦国を舞台に御堂乱が描く壮大なハードロマン!