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しだいに荒々しい便意もふくれあがってきて、初美の身体はもう脂汗でびっしょりだった

結城彩雨

(ああ、待って、達也くんッ……あむむッ、休ませてッ……初美、本当に狂ってしまいますッ……い、いいッ……)
初美はシーツをかみしばった口のなかで泣きわめき、ブルブルと双臀をふるわせのたうたせた。
別の水鉄砲の銃口がジワジワと初美の肛門を貫いてきた。すぐに薬液がビュッ、ビューッと発射される。
「すごいな。どんどん入っていくよ」
直人のクラスメイトが水鉄砲の引きがねを引きながら、興奮に声をうわずらせた。
「ひッ、ひいーッ」
初美は耐えきれずにのどを絞ってのけぞった。ブルブルと双臀のふるえがとまらなくなった。
「そんな声を出すってことは、初美さんはまだ薬が足りないみたいだ。みんな、どんどん入れるんだ」
達也はうそぶいてクラスメイトたちをあおりたてた。
直人やそのクラスメイトたちにはわからないようだったが、達也には初美がまた気をやるのがわかっていた。生々しい肉の痙攣がそれを教えてくれる。
初美はぐったりとなることも許されなかった。次から次へとクラスメイトが水鉄砲を使ってきて、膣のなかのバイブレーターも淫らに振動しつづけたままである。
「あ、ああ……達也くん……」
初美はすがるように達也を見ても、我が子とそのクラスメイトの前ではいやがるそぶりを見せることも許しを乞うこともできなかった。耐えるしかないのだ。
しだいに荒々しい便意もふくれあがってきて、初美の身体はもう脂汗でびっしょりだった。さっきまで上気して赤かった美貌も、いつしか蒼ざめて時折りキリキリと苦しげに唇をかみしめる。

出典:~美母と群狼 息子の目の前で (フランス書院文庫)

著者: 結城彩雨

(あの子に見られたりしたら、私たち、破滅よ……)背後から息子の悪友に貫かれ、恍惚に喘ぐ初美は、誰にも見せたことのない淫らな牝の顔を浮かべていた。体育館、通学電車、寝室…時と場所を選ばない狼たち。最後の矜持を振り絞る美母の想いを打ち砕くように、物陰から覗き見ている我が子の手には浣腸器が!