人妻の柔らかい舌と甘い唾液を堪能すると、いよいよ本格的な責めに入った。
故意に浅くしていた突き上げを、容赦なく最奥に打ちこみはじめた。
「ああっ、す、すごいっ」
ドスンッ、ドスンッと打ちこまれて、志津子は歓喜の声をあげた。
「奥に……奥に当たってる……ああっ、すごいわっ!たまんないいッ!」
我れを忘れて狂ったようにしがみついてくる人妻に、
「竜二って呼んでいいぜ」
竜二が暗示をかけるように言う。
「竜二さん……すごい……すごすぎるわ……あううっ、志津子死んじゃう!あううっ、あうううっ」
爛れた膣壁を火がでるほど真珠玉が擦りあげる。亀頭の先端がグイグイと子宮口を押しあげてきた。めくるめく肉の愉悦に、焦らされていた人妻の女体は一気に頂点へと駆けあがった。
「いいっ、いいわっ!竜二さん!あううっ、たまんないっ!」
志津子は唇を開き、言葉と表情ではっきりと悦びを表していた。突きあげられるたびに戦慄が身体の芯を走り、脳の中で爆発した。肉が溶けただれ、骨の髄まで快美に痺れきった。
「イク……ああっ、イクっ!」
志津子はのけぞって喚きたてた。
恐ろしいばかりの官能の波が襲いかかってきた。
「ああっ、イクっ!イッちゃうっ!ダメええええええッ!!」
絶頂の発作にキリキリと全身を収縮させながら、志津子は男がはじけさせた熱いスペルマを子宮に感じていた。快感の波が何度も襲いかかってきて、そのたびにヒイヒイと喉を絞った。発作の収縮はなかなか収まらず、志津子はのけぞったまま痙攣しつづけた。すさまじいばかりのアクメだった。
「ふう……この女、とんでもねえ淫乱だぜ」
射精を終えたペニスを抜いて、竜二は感心したように言った。
人妻の味の良さは期待以上だった。感じまいと懸命にこらえるところも気に入ったし、一度火がつくと牝になりきってしまうのも良かった。なんといっても美人だし、そそる身体をしている。盗難車の故障はハプニングだったが、熟れた人妻の肉体という思わぬ僥倖をもたらした。
著者: 御堂乱
「どこまで許せば満足してくれるの? もう出てって」男の肉茎をしごかされながら悲壮な目で訴える志津子。二人組に占拠された高島家のリビングで続く凌辱の狂宴。妻の痴態を力なく見守る夫、婚約前の躰を穢される家政婦。ついには身を挺して守ろうとした愛娘の操までが……極限状態下に置かれた男女がさらけだす愛と性の真実!