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女の肛門がこんなにも美しいとは思ってもみなかった

結城彩雨

男たちがどこを見ているか、夏子には痛いまでにわかった。そこが火のように灼け、熱が身体中にひろがっていく。
「そんなところを、いやッ……み、見ないでッ、いやですッ」
夏子は我れを忘れて泣き叫び、ガタガタと腰を揺さぶりたてた。
だが、夏子は後ろ手に縛られた裸身を鴨居から爪先立ちに吊られ、両脚は縄でいっぱいに開かれている。そして冷二の手で臀丘を無残にくつろげられて、逃れる術はなかった。
夏子の双臀はムチッと官能美にはち切れんばかりに盛りあがって、谷間の切れこみが深い。その谷間が割られて、谷底の秘められた禁断の蕾をあられもなく剥きだされているのだ。
「これが奥さんの尻の穴か……可愛いじゃねえかよ」
「へへへ、すぼめやがって。奥さんみたいな美人にふさわしい尻の穴だぜ」
冷二と五郎は目を細くして、くい入るように覗きこんだ。ニヤニヤと笑って、さかんに舌なめずりした。
女の肛門がこんなにも美しいとは思ってもみなかった。夫にさえ触れさせたことのない禁断の箇所だけに、冷二も五郎もいっそう昂る。初めて女の身体を見た時の感動にも似ている。

出典:~人妻肛虐調教週間 (フランス書院文庫)

著者: 結城彩雨

どうして、こんなことに……なってしまったの……。淫鬼の奸計に堕ち、調教地獄に見舞われた夏子。夫にさえ晒したことのない菊門に浣腸の毒液を注入されながら、悲哀の翳りを頬に浮かべる姿は、あまりにも美しすぎた……。運命なのか? それにしても、何たる皮肉だろうか? 肉悦の中を彷徨う人妻は、肛虐奴隷として生きるしかない!